浪費癖がある人はすきまバイトをやるべし
もっと早くにアルバイトを始めていれば良かった。メイン仕事の他に金銭を得る事以上のメリットとして、金銭感覚の改善が挙げられる。
今までは財布にあるだけのお金を、QR決済の場合は使える額までを自由に使って良いと無意識のうちに考えていた。だからあるだけ使ってしまうし、頻繁にATMで金を下ろしていた。
「これ5,000円かぁ。販売価格はちょっと高いけど1個あたりの値段はスーパーで買うより安いし、今買わないと他の人にすぐ買われちゃうか。まぁ良いか、購入するポチッとな」と当たり前のように日常的に購入していた。
これは妻や家族にいくら口を酸っぱくして言われたところで僕には全く響かなかった。「はいはい、分かってるよ。うるさいなぁもう。」といつも思っていた。
自分でも何とかしなくちゃいけないと思いつつもずるずるとやっていた。ATMで金を下ろす度に、「あれ、これ貯金残高少な過ぎない?何か引き落としあったっけ?もしくは不正利用されてたりするんじゃないの??」と思っていたが、通帳記帳をしても自分が頻繁に現金を下ろしている以外は大きな金額の動きはなかった。
先日、今週末のすきまバイトの予定を入れた。時給1,000円以下で交通費無し。4時間働いても交通費を引くと手元には2,000円しか残らない。「お金ってこんなに稼げないものだったっけ??やばいな」と思うようになった。
いつもの日課であるサンプル百貨店の先行を確認していても昨日以前よりも明らかに自分の食指が動かなくなっていた事に驚いた。
「これ5,000円ちょいか。すきまバイト2回分以上か…。うん、まぁ買わなくて良いかな…」と。
僕はすきまバイト自体はやった事が無いが、15年くらい前に登録制派遣をやった経験がある。どこの現場の社員さんからも扱いは大概良くはない。いい顔はされないし、使い捨ての有象無象として扱われる。ハッキリ言って苦痛だ。若い頃はまだ良かったが、今の自分にそれが耐えられるか?と不安になる。
苦痛の対価で得られる微々たる賃金と買おうとしている物を天秤にかける。本当に欲しいかどうかを心の底から実感出来るだろう。これは非常に良い。
節約して人並みに貯金するのが目標だ。