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ポジティブであるために落ち込んどく

顔を上げよう。
前を向こう。
そうだ、前を見据えてすすんで行こう。
そうすることがポジティブに生きるってことだ。

そりゃ簡単だ。それが出来ないから悩んでるのにお気軽だね。
おっしゃる通りです。

顔を上げて前を見ることがいかに難しいことかは知っています。

さあ、どうしたら元気よく顔を上げて前を見ることが出来るのでしょうか。


ポジティブについて考えるときってどんな時

私のことを書きます。

ポジティブになろうって考える時ってネガティブになっている時。
失敗した。考えた通りにいかなかった。予想していたことと全く違った。
そんな時に落ち込みます。
自分を責めて悲しくてやりきれなくて、どうして私はこうなのかしらと自暴自棄になったりします。
そして、その後に「これじゃあいけない」「今回の失敗を糧にして次のことを考えよう」とポジティブに考えようと私のうつむいた顔を上にあげようとするのです。

ポジティブな時にポジティブになろうと思ったことはないような気がします。ポジティブではない時にポジティブになろう!とポジティブを意識する訳です。

とことん底の底まで落ち込まないと気持ちを変えようとは思いません。
頭の中をぐるぐる、グルグル、ぐるぐる、グルグルたくさんの思いや考えが錯綜して、そしてもうこれ以上落ち込むことは出来ないよ、というところまで落ち込んで初めて顔を上げるためにどうしたら良いのかを考えることが出来るのです。

そうです、私の場合はそうです。

さあ、顔を上げよう!

自分自身をどん底まで追いやった私は、私を救うことに懸命になります。

自分の良いところを探したり、他の人より優れているところを見つけたり、
自分で自分を褒めることが出来る材料を懸命になって探します。

ポジティブというワードはここで顔を出すのです。
ポジティブが俄然必要になってくるのです。
ポジティブが私の良いところを褒めまくってくれます。
ポジティブが他の人よりどれだけ優れているかを説明してくれます。
そして何より他人と比べる必要なんてないことを話してくれるのです。

ポジティブは、うんとたくさん屈伸して、私の身体を天に向かって投げ上げてくれるのです。

私はポジティブに押されて、何者でもない私として、絶対の自信を持つことが出来るのです。

そして、ポジティブになった私は、いかに落ち込んだことが大事だったか理解することが出来るのです。

そうなのです。
ポジティブになるためには、落ち込むことが必要なのです。
落ち込んで、落ち込んで、のたうち回るからポジティブになろうと意を決する訳なんです。



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