前売りチケットをやって良かったこと〜飲食店のコロナ対策パート4〜
当店は、BARであるが今回のコロナ騒動で早めのうちからの対策として開始したこと、それは前売りチケット。
販売をしてからもう一ヶ月が経ち、色々見えてきたことがあったので書いてみます。
目次
*可能性を広げられたきっかけ
*これからを探す
*一ヶ月後の想い、これから。
*可能性を広げられたきっかけ
個人的にチケットの販売開始をしたのは3/31。
結論から言うと、前売りチケットはやって良かった。
2月下旬よりコロナの影響が徐々に拡大していく中、先を見据えて動く様々な業種の方がいました。
私も3月上旬くらいから、今回ばかりは何もしなくて乗り切れるわけがないと感じ、様々な情報を集め、今後をどうするかを悩んでいました。
その時、飲食業の同い年の友人が、いち早く前売りチケットをやりはじめました。私がやるきっかけになったのは、その友人と会って話をしたときの一言から。
個の関係制がしっかりしているあなたの店は
飲食チケットをやったらハマるのではないか?
たしかにBARは普通の居酒屋や飲食店と比べお客様とお話をする時間が多い。それ故、しっかりした信頼関係が構築され長年のお付き合いになることも多いのだ。
長年の付き合いのある友人だからこそ、的確な視点で私の気持ちを後押ししてくれたのは本当に感謝している。
その後、私は様々なサイトを調べ、早急に対応していけるのかを考えたが、その中でどうしても気になったのが下記2点。
・登録からサイトが開くまで時間がかかる
・手数料がかかってしまう
この時は申込みが増え始めていた時期でもあり、待っていてもしょうがないと判断し、結果自分自身でやろうと決意。
Facebook、Instagramだけで、飲食チケットのコースや金額を提示し、その旨を常連さんや私を知っている人だけに告知し、個人的な飲食チケットの販売をスタートした。
この時の気持ちは、売れる自信は半分半分。
あるようでない。でもやらないと結果は出ない。
結果、大変ありがたいことに、お陰様で様々な方が購入してくれました。本当にありがとうございます。
その中でも私はスタートする時に、買う、買わないの選択肢があるということを自分に言い聞かせた。買ってもらえたら、もちろん嬉しいし大変ありがたい。だが苦しいのは自分だけではない、お客様も大事に想うお店はうちだけでなくそれぞれあるはずだから。
だから私は、
前売りチケットが売れることを期待しない。
この売上をあてにしないとを決めた。
そう思うことで自然と次の対策を考えはじめられた。
もし、ここまでやったから大丈夫でしょ!?って気になっていたらきっととんでもないことになってたはずだ。
恐ろしいのは中途半端で満足し、目の前の可能性を見てみぬふりをしてしまうことなのではないだろうか。
*これからを探す
きっかけは一つだけではない。
そして選択も一つだけではない。
今出来ることや可能性は無理のない程度に広げれるならやるべきなのではと思う。
そこで、色々調べていた時に見つけた『favy』という飲食店応援お食事チケットを販売しているサイトにも申込んだ。開始は4/11。
↓↓↓Annual Rings 飲食店応援チケットサイト
https://redine.jp/events/524
なぜここを選んだかというと、理由は3つ。
・拡散用に使用しやすい
・少額から(¥1050で1枚)の購入が出来る
・出店側の手数料は一切なし
チケット1枚購入に辺り、購入者が50円の振込み手数料を支払って購入という、飲食店応援制の企画だ。
普通なら振込み手数料があったり、手数料を何%かをとっていたりするところが多いが、飲食が不安定になるといち早く察知したこちら早々にこの取り組みを発表してくれた。今ではこの時期に限り手数料を取らないという対応してくれるサイトも多々ある。
favyは、お客様が¥1050チケット1枚購入すると、¥1000が飲食店に入るという仕組み。もちろんこれはfavyさん側にとって宣伝効果になるという利点もしっかりあり、 飲食店側にも負担なく、ほぼ無償でやってくれているプロジェクトで、本当にありがたい限りです。
当店の場合は、自分で前売りチケットをやりながら
なぜこの前売りチケットもやりはじめたかと言うと
最近来はじめた方、家から遠いけど買ってあげたい
応援したいと思って下さる方に向けての発信ができ
協力してくれる方がいるのではと思ったからだ。
今回の販売に関して決めたこと
金額の大小ではなく、人の期待に応えていくこと
常連さん達だけに発信するだけでなく、これからに期待してくれる方を自ら探しこれからを期待してもらうこと。頑張ってくださいという一言やちょっとしたお気持ちが今はとても響くし、私にはこういうやり方が合っており、今後その期待に応えていけるよう準備をしっかりとしていきたい。
*一ヶ月後の想い、これから。
チケット売り始めて、もう一ヶ月とちょっと。
結果は始めに書きましたが、やって良かった。
の一言に尽きます。
この前売りチケットを販売したお陰で
当店は気持ちに余裕が生まれ、今後どうするかを考え
向き合う時間をしっかりと取ることができました。
もしやってなかったらと思うと恐ろしい。
支払いが出来ない、滞ってしまうという恐怖が頭の中から離れない場合、経験から言うと不安が膨らみ気持ちも落ち込むばかりです。
現在、私もまだまだ模索し、次に出来ることや準備するべきことを考えています。
まだまだ油断は出来ませんし、これからもいつ何が起きるのかなんて誰にもわかりません。
お悩みの方もたくさんいるかと思います。
少しでも誰かのお力になれるかもしれません。もし私でよろしければお話、聞かせてください。
5月いっぱいで日本の非常事態宣言が解除されることを願ってます。
それでは、今宵も良い夜を。