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初心者の教え方

ゴルフレッスンの基本

ゴルフレッスンにおいて上級者と初心者
どちらが教えるのが難しいのか!

ここらへんの見解は分かれるところがありますが!

どちらもそれなりに難しい!

上級者やエリートと呼ばれるゴルファーは、もう自分の動きというものがあり、その動きの則してレッスンしなければならない

なので我々レッスンプロは、その方の言語を理解するためによく話をたくさん聞きながら共通言語を模索しスイング理論をすり合わせる!

これはこれでなかなか難しい

そしてそれよりももっと重要なのが初心者のレッスンです!

初心者は、ビジネス的にも、

そしてその受講していただく方のゴルフの未来を決める上でもとても重要となります!

ビジネスで言えば

まだ全くゴルフを知らない方をしっかり教えるまでに半年から1年はかかります!
ということはそれだけゴルフスクールに通ってくれる!

つまり良い顧客となる可能性を秘めている!

上級者は、もともとゴルフがうまいということもあり

ある程度イメージが良くなれば、あとは自主練習でうまくいくようになります
なので意外にも初心者をスクールのヘッドプロが丁寧に教え
ある程度上級者のスイングチェックは、雇われコーチが受け持つというビジネススタイルもあります! 

そのくらい

ゴルフスクール運営において初心者というのは重要であると言うこと!

では実際にどのように教えていくのか!
ここら辺をお話ししていくと

よく受講生にまずレッスンが基本から教えてくれ!という要望が多い!

ただ僕はこの要望には答えないようにしています!

絶対にやってはいけないレッスン方法

というのも

この希望に応えるべく基本グリップから入りスタンス、アドレス等

打つ前のファンダメンタルをレクチャーし、

その後にボールを打とうとすると

今までレクチャーした情報が先に頭に入り
そこから体動かすと言う習慣が体に染み付いてしまう

これが私は良くないことと思っています!

もしかしたらその人の未来を摘んでしまう可能性が出てくる

なぜか!
それはもしかしたら
私のレクチャーを受けなくても基本をまったく知らなくてもナイスショットする素質のある人間かもしれないからです!

基本とはあくまで平均値を表したもの!

凡人のスイングにはめ込んでしまって独創的でクリエイティブな動きを殺す可能性があるのです


じつは基本とは良いものを壊し
平均値に揃えてしまうという恐ろしいものでもある

なので絶対に介入してはいけない部分でもあると言うこと! 
なのでまず初めに生徒さんに伝える言葉!
それは
『何も考えずグリップも適当に打ってごらん!』
ここから入ります!
全て基本と言うものを先に押し付けてしまうことにより全くうまくいかなくなる可能性が出てくる
その人の未来を積んでしまうこと

これだけは1番やっちゃいけない
ただこのようなレッスンプロが多いように思います

そしてこのようなレッスンプロがまた多いような気がしてならない

基本を先に教えて

もしうまくハマればよいが
逆にそれにより

無造作なクリエイティブスイング画一的な動きに変えてしまう事で全く当たらなくなる可能性があるのです!

考えてみれば個性的な選手の方が意外とプロゴルフの世界では活躍している理由がここにある気がしてならない!


基本と言うものは以外に脆弱で
自分にとって気持ちいい動きこそが再現性の高いものになる


そしてそれを見つけてあげるのがレッスンプロの仕事である

これは私が20数年レッスンしてきて経験してきた最も重要なこと
そしてこれからレッスンプロになりたい方ぜひとも知っていってほしいこと 
それは
自分の考えを押し付けない
人それぞれ
生きてきた環境が違う中で全く違うということ

これを認識した上で
その人と共に動きのフレーズを作り上げていく
二人三脚こそがレッスンの本質であると言うことをしっかりと認識していただくことが重要

確信ある異端は
確信なき正統に勝る!

最後に
かの有名なアーノルドパーマーの逸話これをお話しして終わりたいと思います
アメリカの60年代の大スタート
パーマーにとって
ゴルフの唯一の先生
それは自分の父親でした

父親はアーノルドパーマーにいました
頭を動かさずに目一杯叩け
これだけです!
これにより
アーノルドパーマーのあの代名詞とも言われる
独特のハイフィニッシュが生まれたのです!

ただそのスイングが美しいと言えるかどうかは疑問の残るところでした!
当時プロゴルファーとして有名なボールストライカー

トニー・ペナがこういったといわれれおります!


「あのスイングを直さない限り彼は大成しない」

「彼にゴルファーをやめて、別の仕事を探した方が賢明だと言ってやってくれ」

しかし
アーノルドパーマは頑として聞かず
そのスイングを貫き通したのです!

結果的にメジャー7勝にも輝く
アメリカで最も有名なプロゴルファーとなった

この歴史から見ても
単に美しいスイングすることがゴルフではない
心の本質を理解してゴルフを進めていけば
皆さんにとっての輝かしい道筋が見えるのではないか
私の好きな言葉
いつもブログやこのnoteでも書いていたらごめんなさい!
でもとても好きな言葉で締めてみたいと思います
確信ある異端は
確信なき正統に勝る!






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