ドビュッシー「月の光」と「戦メリ」
いわゆる「戦メリ」について、ある著名ミュージシャンが「印象派の楽曲で好んで使われていた調が使われている」とご自身のブログで綴っていらっしゃるのを、昨日たまたま拝見しました。
少しばかり虚を突かれる思いでした。
それで少し調べてみたら…
ああなるほどクロード・ドビュッシーの代表作「月の光」が変ニ長調でした。
「戦メリ」について、前に私はこんな風に分析しています。「ハラ軍曹が月を見上げながら俳句を詠む情景が脳裏に浮かぶよう設計された曲」と。
月です、月。月の光。
聴き比べると、特に似ているようには感じません。同じ作曲者による「Fountain」(泉)のほうがそれっぽいし。
ドビュッシーとサティの混交というところかな。映画音楽的演出も感じる。彼のピアノ曲はどれもそうですが。
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私の戦メリ作曲技法論はこちら。シリーズものです⇩
またね~