「戦メリ」の弾き方が変わっていくリューイチ
「戦メリ」の分析はこのブログでこれまで何度かやっていて、このところはアルバム「04」収録版に興味が移っています。
和声が微妙に不思議です。「Coda」収録版より繊細な変化をしています。
たとえばここ。ファ・ラ・ド・ミ和音ではなくファ・ソ・ド。このソはなんだろう…
ここもソ・シ・レ・ファ和音が鳴るところをファ・ソ・ラ・シ和音。このラはなんでありましょう。
ミ・ソ・シ・レ和音ではなくミ・ソ・ラ・シ和音。このラはなんなのでしょう。
ラ・ド・ミ・ソ和音でなくラ・ミ・ソ・シ和音。このシはなんでしょう。
ソ・シ・ド・ミ和音。ラはどこに消えた???
ひとつ後の小節で鳴るべき音がフライングで鳴っていたり、ひとつ前の小節で鳴っている音が残響的に鳴っていたりする感じ。
「戦メリ」を貫くのはファ・ラ・レ・ミの響き…と前に分析しました。実際そうやって作曲されたのが分析するとよくわかります。しかしこの「04」の頃には、作曲者にその自覚がなくなっていたようです。
それはどういうことか? 後日語っていきませう。