電子書籍で「戦メリ」楽曲分析に
以前より目論んでいるのが、坂本龍一の楽曲分析本の執筆と刊行でした。
電子書籍で出そうと前から考えていて、iTune での配信を昨年からイメージしていました。
楽曲分析本の難点は、楽譜が載っていても音が聴こえてこないことです。
楽譜を見ると頭の中にその曲が鳴りだすなどという特殊能力をお持ちの方は世の中それほど多くないし(私も持ってないです)、といって再生動画を用意すればいいのかというと、それでも難しい点がいくつもあります。
それについてはこれまで何度か論じたことなのでここでは省きます。楽曲分析は、やはりある程度音楽理論の心得があって、楽器のひとつはできる方でないと堪能できないものだってことです。
龍一楽曲の、一番有名な曲といえば「戦メリ」こと "Merry Christmas Mr. Lawrence" です。この曲がどういう風に作曲されたのかを、楽譜もろくに読めない方にもわかってもらえるような本を書き下ろしたいなと前から希望していましたが、それは不可能ではないとして、説明用の動画をいろいろ工夫して慎重に配置していかないといけないのです。NHKの音楽講座番組をひとりで制作するような手間がかかりそうです。
今日、ふと思いました。そういうのは後の機会にまわして、今はそれなりに音楽理論の心得と楽器の経験がある方を想定読者とした本を書きおろすべきではないかって。
入門書的なものは、その後手掛けたほうがいいものが書ける気が今はしています。
このブログですでに彼のいろいろな楽曲を分析してきました。
演奏動画を貼っていくのも一苦労。これまでもっと分析してきているんですねいちいち探して貼っていくのめんどくさくなってきたのでこのへんで中断。
リューイチサカモト楽曲分析大全…もっとめんどくさそう。
さしあたって映画「戦場のメリークリスマス」のサウンドトラック分析本から手掛けていくべきかもしれない。ピアノ演奏版がありますよね楽譜集「Avec Piano」とご本人によるピアノ演奏アルバム「Coda」。
やっちゃおっかな。