マシリト博士はどうしてこれを没にしたのか?
見てみて皆さんはどう思うかな? ⇩
「ちっとも面白くなさそう、実際ちっとも面白くない!」と思う方がほとんど(というか全員)だと思います。
検索すると、あらすじはこんな風です。「江戸時代を舞台に、自分の惑星に出現した怪物を退治してもらう戦士を探す為に地球に訪れた宇宙人が、砂糖一という盲目の居合いの達人を連れていく」
ああひょっとして映画「宇宙からのメッセージ」(昭和52年)のパク…パロディ?と思ったかたは鋭い。当時22歳のプー青年が、少年ジャンプの新人賞に投稿して選外に終わったという作品です。
どうして見るからに面白くなさそうな第一印象を読む側に抱かせてしまうかというと…
最上段の登場人物を、同じ色で塗ってみました。次の段についてもやってみましょう。
さらに塗っていくと…
なにかピンときませんか?
メリハリがない!
登場キャラ(最上段における馬もカウント)の大きさが、すべてのコマでだいたい同じなのです。
ちなみに扉絵がこちら。ああ「スーパーマン」の立体タイトル字です。
むむ、右端になにかとんでもない三文字が見えるぞ ⇧
これが2年後にですね、ここまで進化します、およそ500枚の没原稿の末に、です ⇩
この扉絵に仕掛けられた、無名のお兄さんバードマウンテン・ブライトの才気については、前に分析したのでここでは繰り返しません。
気が向いたら「不調博士」第二話の扉絵についても、私なりに分析してみようと思うております。
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