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いざ、APOTCと全国作業療法学会へ - 学会参加の目的って?

さて、今日から学会のため北海道へ。
アジア太平洋作業療法学会(APOTC)ではポスター発表、全国作業療法学会では口頭発表があるのでがんばらないといけません。
自分を律するためにも、目的意識をもって望まないと。。

そこで今回は学会参加の目的について考えてみます。


そもそも学会参加の目的は?

べつに作業療法士に限ったことではありませんが、なんでまた学会に参加するんでしょうね?(笑)
時間をかけて準備して、お金も手間もかけて参加する…。
この学会参加の一般的な目的として、調べてみると大きくは4つほどあげられるようです。

  • 新しい知識や知見の獲得

  • ネットワークの拡大

  • プレゼンテーション能力の向上

  • 自己研鑽

  • 研究成果の発表

ふむふむ。ま、想像通り。
ちょっと深堀りしてみます。

新しい知識や知見の獲得

学会参加すると(どの学会に参加するかにもよりますが)、凡そ新しい試みや面白い研究の発表に触れる機会があります。
やっぱりどんなに努力をしているつもりでも、上には上がいるんです。すごい人は山ほどいます。
そこで新しい知識や知見を、本や論文だけではないインプット方法で獲得しにいく…ってのが一つ目の目的。

学会のようなアカデミックな環境にたまにでも身を置かないと、ぬるま湯につかっているような漫然としたままでいることになってしまいますからね。

ネットワークの拡大

あまり"人脈"という言葉は好きではないので敢えて"ネットワーク"という表現をさせてもらいますが…。
どちらかといえば、自分の研究や事業、そもそもの価値観に賛同してくれる人を探すって意味でイメージはしています。
どうしても"人脈"ってなるとなんか利己的な印象が強くなってしまうのでね。
だからこそただ学会に参加するだけではなく、自分の臨床や事業のテーマに沿った発表をすることがネットワーク拡大につながるのかなと。

プレゼンテーション能力の向上

いろんな学会参加して発表する機会も多くなりましたが、やっぱり会場の雰囲気にのまれてしまうことがまだまだあります。これは場数でもあるのかなと思ってます。
個人的にはしゃべることは得意なのですが、きちんと理路整然と体系的に組み立てながら…となるとまだまだな部分があるので、これも敢えて学会発表という環境に身を置いて追い込まないといけないのかなと。

バンド時代、あちこちでライブしてた時と感覚は同じですけどね。

自己研鑽

ふむ。自己研鑽…。
作業療法士はもちろん目の前の患者さんの生活をどうするか?という臨床現場で発揮することがなにより最優先事項だと思ってます。
学会参加も発表も研究も、ブログ執筆もサイト運営も論文執筆も書籍出版だって結局はその"臨床現場"につなげるため。

自分的には臨床での三次元的な情報を、学会や論文といった文字ベースの二次元的な情報に変換して、さらに他の情報をつなげて、再度三次元的な情報に変換する…ってイメージかな。

ごめんなさい。
この辺は"次元的に情報を扱う"という自分の方法がベースになっているからわかりにくいかも。

研究成果の発表

ま、これもアウトプットでしょうけどね。
やっぱり発表をすることで様々な意見をいただく機会に恵まれます。
あれ、相当ありがたいんです。

で、学会参加を敬遠する若い子に多いのはこの部分の勘違いかなと。

「学会で発表して、たくさん質問されたり意見されたりしたら凹んでしまうから」…って考えです。

でも、よく考えてみると、コンサルタントに依頼している会社なんかは結構な金額を払って会社経営について意見をもらっているんですよね。
敢えて、怒られ、指導される環境に身を置いているんですわ。
しかもそれを有難がっているって事実。

大人になると、そうそう怒られたり指導されたりする機会って少なくなってしまうんです。

学会発表という場を使って、自分の研究や発表に対して意見をいただくってのはとてもありがたいことなんだなと。

まとめ

というわけで、APOTCと全国学会に参加してきますよ。
少しでも自分が成長できるように、がんばりますかねー。

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