【韓国論文】韓国の伝統的なお茶を飲みながら韓国語を学んでみる
1.韓国茶を飲んだことある?
日本では抹茶を中心としたリーフティーが基本になりますが、韓国では野菜や穀物を使ったお茶が中心になります。
トウモロコシ茶やショウガ茶、オミジャ茶などが有名で、日本でも気軽にティーパックを買って飲めます。
今回は、このような韓国のお茶を実際の茶席で飲みながら韓国の文化や韓国語を学ぶことを提案した論文を紹介します。
共有する論文:パク・ギョンジャ「外国人学習者を対象にした韓国文化教育―韓国の茶文化を中心に」
2.韓国の茶文化を理解する
この論文は、韓国茶の文化の価値と文化教育の資料としての意味を見出して、その可能性についての提案をしています。
学習者が直接、お茶を飲みながら韓国の茶文化を経験しながら韓国語も学べることが期待できます。
韓国語を学習する目的は様々になっています。
論文では主に3種類の目的の学習者に対する効果について論じました。
結婚による韓国移住のため
韓国に就職するため
学問のため
このように多様な学習目的を持った学習者を対象とした韓国語教育でお茶と茶文化教育による効果として次のような効果が考えられます。
最後に論文の筆者は反省点として、韓国の茶文化が文化教育としての価値があることを認め、教材で活用するとしたら、現実的な教育目標と方法を具体的に研究しながら実質的な教育方案を提案するべきだとし、これを後続研究の課題としました。
3.甘くて健康的な韓国茶
実際、韓国の若い人たちはお茶よりもコーヒーをよく飲んでいるような気がします。
でも、チェーン店のカフェの季節メニューを見ていると、ミスッカルやシッケなど韓国の伝統的飲み物を現代風にアレンジして販売されていて、日常生活の中に根付いている文化だと感じます。
スーパーの陳列棚を見ていても、韓国の伝統茶はバリエーションが豊富にあることが分かります。
また、苦いイメージがある日本のお茶と違って甘みがあるものが多いので、もしかしたら韓国茶の方が飲みやすいと感じる人もいるかもしれません。
このような日本と違う茶文化を理解すると、韓国のカフェでメニューを見ながら韓国の季節を感じる楽しみができるのではないでしょうか。
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論文
パク・ギョンジャ「外国人学習者を対象にした韓国文化教育―韓国の茶文化を中心に」『韓国語教育研究』第14号、韓国語教育研究学会、2021年、pp.55-74
박경자 「외국인 학습자를 대상으로 하는 한국문화교육 -한국의 차 문화를 중심으로」『한국어교육연구』제14호, 한국어교육연구학회, 2021년, 55~74쪽
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