脳腫瘍とわかるまで、遠回りしてしまった理由①
2015年の冬。
特別支援学校の小学部1年生。
断続的な嘔吐が1ヶ月以上続いていました。
ぐったりして食欲もなく、体重は1ヶ月で5kg落ちていました。
ホームドクターの診断は、ウイルス性胃腸炎。
こんなに長く続くのは、一度快方に向かったところに体力が落ちているため別のウイルスをもらってしまうせいだと。
でも、今まで経験したウイルス性胃腸炎とは違うことだらけ。
ずっと学校を休んでいるから別のウイルスをもらう機会なんてないのに?
胃腸炎ならあるはずの下痢がないのはなぜ?
横になっていると唇の色が真っ白になるのはなぜ?
ドクターに何度質問しても、
胃腸炎で下痢をしない子もいる、
長引くのも唇の色が白くなるのも体力が落ちているせい、
という説明で、処方された吐き気どめと整腸剤を飲み続けるしか手立てがありませんでした。
何かがおかしいとすがる思いでネット検索を続ける中、『脳腫瘍』という言葉もヒットしましたが、
7万人に一人の発症率、という文言に、
まさかうちの子がそんな大きな病気なわけはない、
不調が長すぎて心配性になっているだけ、
お医者様に診ていただいているのだから、そんな大きな病気だったら気づかないはずがない、
と、その疑いをスルーしてしまいました。
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