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0803 名探偵の逃亡〜『金田一少年の殺人』


0.はじめに

こちらの記事は以下の注意点がございます。

・Chat GPTから文言等の修正を受けながら執筆します。
・1995年から1997年まで放映されたドラマ版ですので、アニメの話はほとんど出ません。

この2点をご了承いただける方はどうぞ続きを読んでください。

1.総評

評価:★★★☆☆(星3)
ストーリーの省略はよくできており、ポイントも抑えています。
ただ、はじめの逃走劇に関しては、肝心の明智警視ら追いかける側があまり怖くないので、インパクトに欠けます。この点ではアニメや5代目ドラマの方が優れています。

2.具体的な見どころ

1.犯人を見つけにくいチーム戦構成

(犯人)+(警察) vs (はじめの無実を信じるチーム)というチーム戦の構成が面白かったです。誰がはじめを追い詰めている犯人かわからない中で、次々と現れる協力者たち。誰が犯人か見極めにくいことで、はじめが助かるという安心感と、誰が彼を陥れようとしているのかという不安感が常に存在します。
ただ、警察側が「あの無能にはじめが捕まるわけがない」と思わせるほど怖さに欠けるのは惜しかったです。

2.暗号と足跡のWミステリー

今回は動機が明確です。
そのため、「犯人がどのようにして容疑者リストから外れたのか」と「殺人の動機となるフロッピーがどこにあるのか」の2つの謎に焦点が当たります。しかし、このミステリーは非常に難解で、「これははじめでなければ解けない」と思うほどでした。
ネタバレにならない程度のヒントとして、「最初の暗号の解き方に囚われすぎると、最後の暗号は絶対に解けない」という点が挙げられます。

3.グロテスクに力を入れた演出

今回は脚本がグロテスクで知られる大石さんのため、殺し方が非常にエグいです。2番目の被害者は原作では「鈍器で後ろから殴られて」殺されていますが、ドラマでは「カッターナイフの刃で首を切りつけられて」殺されています。このため、ミステリーというよりはサイコホラーのような演出が強調されています。これは素直に面白い要素でした。

3.おわりに

今回はこれより面白い作品が他にあるのではないかという印象を受けました。面白さの順では、「第2期ドラマ<第5期ドラマ<原作<アニメ」という感じでしょう。
アニメが最上位に来るのは、やはり明智警視の存在が大きいと思います。CV森田智之さんの明智警視が一を容疑者として追跡するシーンは、鳥肌が立つほど怖かったからです。これは声優の演技力があるアニメの強みだと感じました。
この点が、今回のドラマに対する満足度が低かった理由かもしれません。明智警視は非常に魅力的なキャラクターなのに、それを活かし切れていないのが惜しいです。(ちなみに、これ以降明智警視はドラマで一切登場しません。残念です…)
明智警視回はアニメか原作をお勧めしますが、これは個人的な感想です。

4.次回予告

次の投稿予定は「8月17日」です。次の作品も前後編で、個人的にはドラマ史上最も面白い回だと思います。語彙力が足りるかどうかが心配ですが、ぜひお楽しみに。


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あまちゃん@本もたまに読みます
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