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感染対策は大切だけど

コロナ禍の給食の時間


食べることが好きな小3年の娘。
彼女は「学校で1番好きなのは体育!2番目は給食!」と言い、毎日元気に学校に通っています。
 
今、多くの小学校は給食の時間は黙食が当たり前。
(いつの間にこんな「黙食」なんて言葉が定着したんだろう。)

  「いただきます」を言わない。(心の中で言う)
  一定方向を向き、静かに食べる
  おかわりなし
   (食器類による感染リスクがあるため)
  食事中は音楽を聞いたり、テレビやYouTubeを見ている
   (これもどうなんだろう?味わってるのかな?)
  お昼の放送はなし
   (給食センターからのおたより、現在は読まれていません。
    給食クイズが出なくて残念がっています。)
  時間内に食べられない子は残す
   (片付けの時に密になるのを避けるため)
 
コロナ禍のため、小学校に入学してからずっとこのような給食時間を過ごしています。
 
それでも無邪気に「今日は〇〇が出たよ。おいしかったよ!」と報告をしてくるので、それなりに適応しているのだと納得していました。
 

娘の本心を知る

 
週末に日記の宿題が出ます。
ある日、こんなことが書いてありました。
 
今日家族でごはんを食べに行きました。お父さんはしょうが焼き定食を、
私は卵でとじたとんかつをたのみました。弟はとりのからあげをたのみました。
家族でいっしょに食べました。話ながら食べるってサイコーだと思いました。また行きたいです。
 

「これが母の料理を囲んでだったら、カッコいいのになぁ…」なんて
余計なことが頭によぎりつつ、私は考え込んでしまいました。
 
 

食事で1番大切なコミニュケーション


私が小学生の時は(もう30年も前なのね!目まいが・・・)、給食の時間には4人くらいのグループで机を合わせて食べていました。
あなたはどうでしたか?

私は、普段いっしょに過ごす仲良しの子以外と話すことが楽しみでした。
知らなかった側面が垣間見れて好きだったんですよね。

誰かと一緒に食事をすると、会話が生まれる。「おいしいよ」と言えば「おいしいね」と答える人がいる。それだけで心が満たされる。
そもそも1つの食卓を囲み、同じものを分け合って食べる。その行為は人と人が信頼関係を築く基本があると僕は思う。(中略)ゴリラやチンパンジーは孤食である。家族みんなで食べるのは、人間の大事な営みなのだ。

鎌田實の幸せ介護 苦しみを喜びに変える33のヒント


娘にもあんな楽しみを味わえる給食の時間が訪れることを祈っています。


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