走ると猫・柿と記憶・犬と蜂・南蛮漬けとかき揚げ 非電化工房住み込み弟子の記録 11/14
いつものことながら、朝走る。しかし、今日は起きたくなかった。いつも言っている気がするけれど、とにかく起きたくなかった。それでも、毎日続けないとと思って、いつもの半分、10分走った。途中、猫ちゃんに挨拶し、両手袋が落ちていたので側に置いた。
朝ごはんギリギリで食べ終わり、合宿所を出て母屋に向かう。道中、ペンを持ってくるのを忘れた。ノートだけはある。メモとノートをセットにしたほうがいい。
昨日取ってきた柿の皮を剥く。かびてしまうので、手やボウルを除菌する。最初、剥いた皮を入れるボウル、剥いた柿を入れるボウルを忘れていた。さらに、皮を剥くのに、ボウルから落ちることがしょっちゅう。目の前で同じ作業をしている弟子はそんなことない。僕の足元には、柿の皮が散らばっている。理由は、剥いている時に使うピーラーに皮が挟まってしまって、それが丸ごと落ちてしまうからだった。皮は一枚一枚、落としていくのがいい。ちなみに、ピーラーを使う際にやってはいけないことは、引く延長線上に自分の皮膚を持ってこないこと。一緒にめくれてしまいます。コツは、剥きたい物体の方を動かすこと。
ここに柿が一つある。これが1日。一つの皮を剥くのは、一つの出来事。これは、メモという受け皿に落ちていく。でも、メモしないまま、多くの出来事が起きていくと、メモすらできないで、落ちていってしまう。思い出すことすらできなくなってしまう。
お昼、サラダを作るとき、切った茎のサイズが大きすぎる、食べる人のことを想像して作りましょうとご指摘受けた。確かに、サイズのことをあまり気にしたことがなかった。前回、作る量が多かったので、そのことも併せて。材料のサイズと量を把握したい。
サラダは、小松菜とタアサイと赤かぶ、水菜を入れ、ふんわりと混ぜながら、はちみつ、お酢、オリーブオイル、スパイスソルトを入れた。リンゴを入れてもいいらしい。特に、お客さんが来るときは、ナッツを入れる。
昼ごはん作りに1時間以上かかった。カレービーフンをチャプチェの麺でやった。味付けに悩む。レシピを参考にしなくなってしまった。まだ味を作り出せないのだから、レシピをちゃんとみよう。
お昼、テーブル席で先生から鶏を絞めることのお話。先生は、鶏を絞めるのはできない。そしたら、実際に絞める人から、偽善者だと言われる。そうしたら先生は、デリカシーの問題だと答える。
動物の意識のお話。犬のムックは、扉が閉まっていたら、ぐるっと回って別の扉から行こうとする。頭の中に地図があるのだろうか。動物も賢い。例えば、蜂の分蜂。最初、偵察隊が見にいって、戻ってきたら幹部に相談、幹部と一緒に出かけ、その場で協議してから、全員一致の報告を女王蜂に。そこでOKが出れば、女王蜂と幹部の半分が次の巣に移る。これまでの巣は新しい女王蜂のものになる。こういう複雑な集団行動を、人間はできない。
デッキ修理。土台の米松にコースレッド120mmを通したら、途中で引っかかって抜けなくなった。先生からはあらかじめ、引っかかるかもしれないよと教えられていた。だけれど、やってしまった。いけるかなと、わずかながらに思った。
鮭の南蛮漬け作る。玉ねぎ1/2をみじん切りにし、塩を振る。鮭2切れも塩をまぶす。小鍋に、昆布だし1/2カップ、お酢大さじ5、砂糖大さじ2、醤油・酒・ミリン各大さじ1を入れ沸いたら冷ます。玉ねぎの水気を取り、小鍋にいれる。細切りのピーマン2個も入れる。鮭の水気を取り、小麦粉を塗し、170°の油でカリッとなるまでしあげる。汁をかけて完成。レシピの参考は、牛尾理恵さん(2024)『基本の家庭料理』(成美堂出版)です。
かき揚げ作る。玉ねぎを千切りに、小松菜を小さいサイズに、にんじんとさつまいもを細切りにする。それらに片栗粉大さじ1をまぶしておく。溶き卵大さじ2に水を入れカップ1/2になるまで。それを小麦粉60gと一緒にボウルに入れて混ぜる。具を和えて、油170°でカリッとなるまであげる。てんつゆ、塩を用意して完成。レシピの参考は、牛尾理恵さん(2024)『基本の家庭料理』(成美堂出版)です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?