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ちいこい穴開けるだけで5時間かかった 非電化工房住み込み弟子の記録 10/2~10/8

こんにちは。
非電化工房住み込み弟子の宮地です。
今週は、お話し風にしてみました。
三本立てです。


穴開けるだけで5時間かかった【太陽熱温水器接続】

太陽熱温水器をお風呂で使うとのことで、お風呂の蛇口とつなぎます。

この屋上にある温水器のホースを伸ばしてきて、

格子がついている窓のところから、お風呂に持っていく計画です。
それで、お風呂の側から、ホースが通る穴を開ければいいとのこと。

一番大きな穴のところがそれです。
けれど、ここの穴をあけるまでに5時間かかりました。

まずは、先生に穴を開けることを連絡しました。

「じゃあ、ドリルで穴を開けてください。深さの当たりをつけてくださいね」
「はい」

ということで、どんな穴を空けようか探りました。
既に別で空いた穴があったので、そこに鉛筆を突っ込むと、断熱材が入ってる。もっと突っ込むと、むにゅっとしたものがある。
むにゅってなんだろうと思い、また先生のところに行きます。

「先生、断熱材が入ってて、その先にむにゅっとしたものがあります」。
「断面図は?」
「え?」
「断面図。」

最初、その意味がわかりませんでした。断面図とは、お風呂から通す壁の、ホースの入口と出口にかけての断面のことでした。
そういえば僕は、ホースの出口を考えていませんでした。
先生の説明を受け、なるほど、こういうことかと思いました。
お風呂の外の格子に近づくと、

ここなら、ムニュっとしたものはなく、断熱材だけであるとのこと。

窓が壁から出ていました。そうか、この裏に穴を通せばいいのか。
僕は穴さえ空ければいいと思っていたのです。実際そうなのですが、具体的に、どう穴を通していくのかを考えてなかった。修理でも改造でも、施工図は欠かせないことがわかりました。
それで、穴の箇所を決め、空けていきます。ステンレスカバーが上と下で断熱材を挟んでいる状態です。ステンレス用のステップドリルで穴をあけ、断熱材は長いドリルを使ってやろうとします(深さを測った上で)。
ただ、ステップドリルの穴は、途中まで空くものの、後半分の大きさになってから急に進まなくなる。輪っかが大きくなるので、摩擦が増えてしまうのでしょう。それで最初は、中の断熱材が既に入り込んだドリルを支えるカタチになってしまい、進まないのかと思いました。そこで、長いドリルで断熱材を削ってやっていきました。けれどどうも効果は薄い。やっぱり進まなくなります。
それで、ステップドリルをあれこれ動かしているうちに、たまに大きく削れることがありました。どうも、少し傾けると軽く端に引っかかって削ってくれるのです。傾けすぎると今度は負けて止まってしまいますが。
それで、上のカバーは空きます。でも、同じ位置で下のカバーに空けるのが難しい。
先生から教えてもらった方法は、長い棒にドリルピットをつけて、上からぐりぐりし、下に凸を作るやり方でした。

けれど、下のカバーは厚さ1mmぐらいのステンレス。やっぱり無理でした。
とにかく、上から同じ位置で穴を空ければいい。うーん。そうだ。普通に細いドリルでいいじゃない。
というわけで、深さの長さ分あるビットを持ってきて、無事、成功しました。

通りました!よし。
そしたら今度は、カバーからホースを守らないといけません。カバーはステンレスで薄いので、ホースを自由に動かすと切れてしまうからだそうです。
先生から教えてもらった方法は三つあります。一つ目は、スリーブをつけること。短い塩ビ菅を穴に差し込み、擦れないようにします。二つ目は、グロメットをつける。穴の方に、挟み込むゴムをつけます。三つ目は、ホースにトタン板とアルミテープをまくこと。
今非電化工房にはグロメットの丸専用がないので、二つ目は違う。一つ目は、塩ビ管のサイズが大きすぎて、その大きさの穴を空けるステンレスドリルがないので、違う。なので、三つ目でいくことにしました。

じゃあすぐやるかというと、まずは実験です。ホースと同じ太さの塩ビ管で、トタン板とアルミテープを巻けるかやってみます。結果は大丈夫。これでいけます。

つきました!
よし、じゃああとは、蛇口とホースを繋ぐだけ。

青の筒の部品の話

これで水を流します。
終わったぁ〜と思ったところ、なんと接続部から漏れてる。
また、先生のところに行きます。

「先生、漏れます。」
「サイズが違うんです。合うものを探してください。」

そうやって探して、違う組み合わせを見つけ、試しました。
それでもやっぱりダメ。

先生のところに向かいながら、部品を触っていると、

カチッ

と、入りました。
接続するのに押し込みきれてなかったのです。なんだぁ〜。

残るはテストだけ。蛇口から水を流し、屋上の温水器を経由して、また降ってくるか。

漏れてきました。最悪です。あれだけ気密テストやったのに…
その量、1分間に500ml以上です。温水器二つ合わせて96Lあるので、3時間半で全部抜けてしまいます…これじゃあ水が温まる前に抜けてしまう。
締めなおしです…

モノを修理するという環境活動 【噴霧器未修理】

畑で使っていた噴霧器の金具がどこかにいってしまい、使えなくなってしまいました。それで、購入の相談ということで、先生に話をしに行きました。
使えなくなってしまった事情を話していると、噴霧器が弟子たちで買ったものだという話題になりました。
実は、その噴霧器の前に、もともと非電化工房にあった噴霧器を使っていたのです。けれど、元から修理されていたことがあり、すぐ壊れてしまいました。
それで、先生に報告すればよかったものの、ちょうどダイソーで安い噴霧器を見つけたので、そっちを使ってしまってたのでした。
モノを修理することが、一番身近な環境活動なんだと、先生はおっしゃいました。

大きい木は後 【薪ストーブ】

もう寒くなってきたので、焚きました。薪ストーブです。
弟子の一人が、まだうまく焚けたことがないからと、一緒にやりました。
材料は、マッチとダンボール、小枝と、中くらいの木と、大きい木。
大きい木をまず置いて、中くらいの木・小枝も置いていきます。
そして、マッチで火をつける。段ボールを挟む。
小枝は燃えました。でも、中くらいの木がなかなか燃えませんでした。
やっぱり、大きい木が余計だったようです。ストーブは小さいから、もっと燃え盛ってから、入れる方がよかった。
というわけで、大きい木だけ取り出して、再度挑戦。
大きい木が無くなった分、スペースも使えます。木と木の間に隙間を空けます。
そうしたら、中くらいの木もスムーズにつきました。
それでちょっと経ってから、大きい木を入れていきました。

できるだけ、半径1m以内には、燃えやすいモノを置かないようにしましょう。ダンボールも燃えます。

無事、成功しました!



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