ビバ!県境反復横跳び
神々しい大きなフクロウさんがお出迎えしてくれる不思議な神社、鷲子山上神社。
いろは坂か?というようなくねくね道を登っていくとあるこの神社、実は茨城県と栃木県の県境にあります。おかげで境内は茨城だったり栃木だったり。県境反復横跳びができるぜ!(した)
しかも、茨城と栃木で読み方が違います。「山上」の読みが、茨城県では「さんじょう」、栃木県では「さんしょう」なのです。ずっと「さんしょう」だと思ってた茨城県民は私です。
そしてややこしいのが、神社自体は一つなのに茨城県・栃木県二つの神社と数えられているということ。社務所も二つあります。加えて、両県それぞれで文化財に指定されています。
ちなみに、神社のHPでは神社の住所は栃木県那珂川町になっています。ということは、このHPは栃木側の社務所が運営しているということなのでしょうか。
この地は常陸国風土記で「下野国との境の大山」と称されており、古くから国境地帯であったようです。本殿は807年鎮座。当時の人々はどのような思いでこのような地に神社を建てたのでしょうか。
さて、大フクロウをはじめ、境内には100体以上のフクロウ像がありますが、なぜフクロウなのでしょうか?
これは、鷲子山の御祭神、天日鷲命が鳥の神様であることに由来します。フクロウは、大神様の御使い・幸福を呼ぶ神鳥として古くから崇敬されているそうです。
下の写真の大フクロウは、日本一の大きさだそうです。ちなみに栃木側にあります。
私はちょっと情けないお顔のフクロウがかわいくて好きです。
なお、天日鷲命は、阿波国より勧請した神様で、製紙の神様でもあります。この地域では和紙生産が盛んだったのです。
お土産やお守りもフクロウをあしらったかわいいものがたくさん。お守りのデザインに一目ぼれして買ってきました。柄も何種類かありましたよー。
時期的に紅葉も綺麗でした。ずっと行きたいなと思っていた神社なので、今回行けて本当によかった!