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実際に食べて感じた、土づくりの大切さ | 田中農場プロジェクト vol.2

こんにちは!ワンパクの村石です。
vol.01では鳥取県八頭町にある「田中農場」の紹介、2023年8月に鳥取を襲った台風によって田中農場の田んぼが甚大な被害を受けた際の様子、そして農地復興のために実施したクラウドファンディングとそのリターン品のデザイン制作にワンパクが携わった際のお話をさせていただきました。

今回は田中農場のお米に対する理解を深める場として参加した試食会や、ワンパク社内で田中農場のお米を使って開催したおにぎり会を経て感じた田中農場のお米の魅力についてたっぷりご紹介します。


田中農場のお米作りに対するこだわり

“土づくりが生み出す食の感動で日本と世界を魅了する鳥取八頭を実現させる”。

これは田中農場の掲げる企業理念です。
ここにもある通り、田中農場は土づくりに妥協はありません。

良質な「牛糞」「稲・籾殻」「発酵」 。これらが甘みやツヤ、食感の良さを生み出す良質な堆肥作りの3つのポイントであると田中農場代表の田中さんは言います。

また、田中農場は苗の植え付けにもこだわりがあります!
一般的には平たい苗箱に土をひいてパラパラと種もみをまき、苗をまとめて育てる「マット苗」という方法が用いられます。この栽培方法では稲の苗を効率よく育てることができる一方、根が発達しづらい傾向があります。

それに対し、田中農場では「ポット苗」という栽培方法をとっています。
この栽培方法では一つの苗に対して一つのポットが割り当てられており、苗を一定の密度で育てることができます。
苗箱の上でも苗と苗の間隔が空いているので風通しと陽当たりが良く健やかに育つ特性もあります。
根がのびのびと発達することから病害虫や悪条件にも耐えられる苗に育ち、また田植え時に根を切ることなく植え付けることができるため、雑草にも負けない太く強い根に育ちやすくなるのです。

手間はかかるものの、強く美味しいお米を作るために、この栽培方法を30年以上も行なっているとのことです。

目に見えない努力を惜しまずに、手間と時間をかけて、お米作りに臨んでいることが、田中農場の苗の丈夫さやお米の美味しさにつながっていると感じます。

試食会で感じたお米の違い

ここまでは、田中農場が美味しいお米を作るために取り組んでいることやこだわりをご紹介しましたが、実際に食べてみた感想もレポートします!

2023年10月4日に開催された「令和5年度産田中農場の新米試食会」に招かれ、神田にある居酒屋「神田めろう屋 DEN」に向かいました。

お店に入ると、食べ比べ用のお米がズラリと並んでいました!

試食会では「天空源流こしひかり」と「プリンセスかおり」を食べ比べました。

クラウドファンディングのリターン品にもなった「天空源流こしひかり」は香りがよく、ツヤもあり、口の中に入れた瞬間にお米の持つ甘みが広がります。一緒に食べたワンパクのスタッフも、普段食べているお米との違いを感じて笑みが溢れていました!

続いて「プリンセスかおり」の登場です。
このお米はインド系の高級香り米品種「プリンセスサリー」と「コシヒカリ」の大粒突然変異株「いのちの壱」から誕生しており、プリンセスサリーからはポップコーンのような香りを、いのちの壱から粘りと旨みを引き継いでいるとのことです。お話の通り、炊き上がった炊飯器を開けた途端、とてもいい香りがお店を包みました。

試食用の天空源流と「プリンセスかおり」。食べ切るのがもったいないくらい美味しかったです!

この試食会ではお米を食べ比べるだけではなく、田中さんがお勧めするお米と食べ合わせのよいお料理を次々と楽しむことができました!

そんな中、僕がとても印象に残っている食べ方が「プリンセスかおり」とカレーの組み合わせです。

口にしてはじめに驚いたのが、「プリンセスかおり」の味がカレーに負けていないこと。
一般的なお米は、味や香りの強いおかずと合わせると、どうしてもお米の持つ個性を感じ取りづらくなってしまうと思います。
しかし、この「プリンセスかおり」はカレーをかけることで元々持っている香りがより引き立てられ、また食感ももちもちしながらパラッと感もあるため、お米の特徴が活かされていると感じました。

「プリンセスかおり」とカレーの組み合わせを楽しみました!

色々なおかずで楽しんだおにぎり会!

先述の試食会にて一部のスタッフは田中農場のお米の魅力に触れることができましたが、ワンパクのスタッフみんなにも美味しいお米を味わって欲しいと思い、田中農場からいただいたお米を使った、ワンパクおにぎり会を開催しました!

炊き上がる時にはお米の美味しそうな香りが広がり、食べられるのをまだかまだかと心待ちにしていました。

いい香りがオフィスに漂っていて、仕事に集中できなかったのはここだけの話
おにぎりといえば、種類豊富な具材!

早速、おにぎりに合うおかずを買ってきて、各々で好きなおにぎりを作りました。
実際に口にしてみるとすごく美味しいとの声が上がりました!
「天空源流こしひかり」を使ったおにぎりや炊き込みご飯、「プリンセスかおり」を使ったカレーなど、食べ方は普段と変わらないのに、お米が変わるだけでこんなに違うのかと驚きの連続でした。

他のスタッフからも「おにぎりの海苔や具にお米の味が負けてしまうことがなく、味を楽しむことができた」「炊き上がったお米にとてもツヤがあった」とお米の魅力をしっかり味わうことができたという感想が聞かれました。

最後に

普段何気なく食べているお米も育て方や環境によって、ここまで違うのかと驚くことばかりでした。いただいている食べ物がどのように作られているのか、作るためにはどれだけの人が動いてくださっているのかという裏側を意識することで、田中農場を知る前より食への関心が強まりました。

 また、スタッフのみんなと食を通して楽しむことができたのも田中農場が日々、土づくりから栽培方法までこだわり、細かく丁寧に育てていただいたお米のおかげです。 

次回は、デザイナーの山花が「天空源流こしひかり」や鳥取で採れた野菜などを使った鍋会の様子をご紹介します!


田中農場のお米やお野菜について

今回実施したクラウドファンディング

株式会社ワンパク

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