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「勉強すると人は優しくなる」マイノリティを排除しない自分であるために🫱🏻‍🫲🏿💙

「趣味はなんですか?」

この質問にいつも頭を悩ませています、22歳大学生。
映画鑑賞、、音楽を聴くこと、、
「普通」でいられるように。と無難な道を探して回答。

でも正直に、人の目を気にせず答えるのであれば私の趣味は勉強です。
時間があれば勉強してます。
1番自分が夢中になれる時間は勉強している時なんです。

今回はなんか堅苦しいイメージのある「勉強」をテーマに。


知識で広がる世界

私が勉強好きになったのはここ数年の話。
小さい頃、「勉強家だねえ〜」「勉強好きだねえ〜」と祖母によく言われました。
でもそれは勉強が好きというよりもただの負けず嫌い
1番になりたいから!それが理由で勉強をしていました。笑

高校生の時は部活に全力を注げていて、勉強は完全放置。

その時唯一楽しいと思って勉強していたのはフランス語でした🇫🇷

そこから大学に進学し、教職や留学、いろんなことにチャレンジしていろんなことを学んでいる中で私の「勉強」が本格的に始まりました。

How do you say “Thank you” in your language?

私は語学学校に留学していたので、異なる国から集まる学生と一緒に授業を受けていました。
私のクラスにいた学生の国籍は韓国中国台湾イラントルコケニアナイジェリアアメリカ日本。計15人。
年齢もバラバラでした。

私は言語が好きだからこそ自分にとって大きなチャンスだと思い、クラスメイトに母語を教えてもらったり、自分で勝手に調べて相手の母語で話しかけてみるなんてことをして仲を深めていきました。
(私がトルコに行くようになったきっかけのトルコ人クラスメイトにも、毎日トルコ語について質問詰めでした笑)

当時のメモの一部(笑)音を頼りに^_^

私、言語好きでラッキー!

自分の国に興味を持ってくれるって誰でも嬉しいことです。N’est ce pas?(ですよね?-フランス語)
どんなにシャイな人であっても、自分の母語について聞かれたら嬉しいし、それが話すきっかけになる。

日本食好きなクラスメイトを集めて日本食パーティーした時

全ての言語で「こんにちは」「ありがとう」

以前もお話ししましたが、私はパン屋のアルバイトでレジを担当している間、外国人のお客様との会話を物凄く楽しんでいます。

そんな時も、自分が相手の母語で「こんにちは」「ありがとう」と言えるだけで魔法が解けたかのように一瞬でお客様が笑顔になり、本来存在しなかった世界が見えるようになるんです。
知識があるからこそ広がる世界。
素敵だと思いませんか??

そういうわけで、私が今取り組んでいることを紹介します!

(まだまだ始めたばかりですが、、)

ご覧の通り、全言語で「こんにちは」「ありがとう」を言えるようになること。

“Where are you from?”と聞きつつ、まだまだ言われてピンと来ない国はあるし、話を広げられない悔しさを感じる時もあります。

そんな一生に一度の出会いを逃さないように、ゆっくりですが日々頑張っています。


マイノリティをみれる自分に

私が大学で専門的に学んでいるのは難民問題、マイノリティについてです。

なぜこれらについて学ぼうと思ったかというと、理由はぼんやりしていて
アフリカとかに住む困っている人を助けたい
フランス語以外の勉強に向き合ってこなかったからこその発言です。笑
知識がないって恐ろしい。笑

Anyway,大学選びの時はそう思っていたんです。
その時から世界の「不平等さ」には違和感を覚えていました。

フランス難民キャンプで

大学で難民について学ぶようになって間もない頃、フランスの北部Calais(カレ)から英国を目指してドーヴァー海峡を渡る難民について学んだことがありました。

パリよりもさらに北の街

フランスという国に憧れを持っていた私は、フランスでもそのような事態が起きていることに衝撃を受け、Calaisでの問題に非常に興味を持ちました。

「実際にその場に行って自分の目で確かめよう」
学べば学ぶほどそう思うようになりました。

そこで!勇気を出して一人でCalaisへ向かい、Care4Calaisというイギリスの団体のボランティア活動に参加しました。
友達とパリを旅行した際、2週間のうち1日。
初めての海外でした。笑

参加者にアジア人は一人で、本当に心細かったです。笑
でもそんな状況だからこそ、難民の方々と通じ合えて人の優しさを肌で感じることができたし、みんな同じ人間だということを強く感じました。

(留学中にも再びボランティアに参加させてもらったので、現地の実態や活動内容はまた別の投稿で!)

誰一人排除されない世界をめざして

Calaisの難民問題のほかには、
・パレスチナ問題
・日本に住むクルド人
・技能実習生
・英国によるルワンダへの難民強制送還
・日本における難民認定、入国管理局での難民収容
・性のダイバーシティ
・障がいを持つ方々の生活
・アフリカ諸国の民族
・米国における黒人差別
などなど「マイノリティ」をテーマに様々な社会問題について勉強しています。

これらを勉強するにあたって、歴史背景宗教を知ることは必須です。
高校まで世界史、日本史と向き合ってこなかった人間ですが(笑)世界を知った「今」だからこそ興味を持って学ぶことができているんだろうなと思います。
今となっては一度調べ始めたら止まらないです。笑

読書嫌いの私でもこんなに読めてしまう笑

知識を得ることで自分の意見を持つことができるようになったし、日常的にも多方面に目を配りマイノリティへの配慮弱い立場の人に寄り添うことができるようになりました。

EQUALITY(平等)とEQUITY(公平)

このイラスト、見たことありますか?
私は、教職課程のある授業で始めてこのイラストを見ました。

平等公平
同じように感じるこの2つの単語。
実は意味するものが異なります。

まず「平等」は全員に同じものを分け与えること。
それに対して「公平」は、結果的平等をつくるために補うこと。
そのために必要なのは、それぞれの違いを認めることです。

イラストをもとに説明しますね。
背丈の異なる3人が野球の試合を観戦しています。
EQUALITY(平等)の方では、全員に同じ高さの踏み台を与えました。
その結果、試合を観れる人と観れない人が出てしまう。
一方EQUITY(公平)の方では、それぞれの違いとニーズを考慮して、必要とする人に必要な分の踏み台を与えました。
そうすることで、全員が試合を観ることができます。

重視すべきはどちらでしょうか?


「勉強すると人は優しくなる」

ここ最近で、1番しっくりきた言葉。
私が頭の中でぼんやりと考えていたことを、大学の後輩が言語化してくれました。笑
私の言いたいことはこれなんです!

無知であることの恐ろしさ

無知であることってすごく勿体無い。
知らないだけで人間は人を助ける瞬間を逃しています。

私は障がいを持つ方についてなんの知識もなかった高校生の頃、街中で見かける奇声をあげる方や独り言の多い方に対して「なんか怖い」という印象を抱き、関わらないように生活をしていました。

イスラエルとパレスチナの問題について歴史を遡って学ぶまで、日本が報道する通り「パレスチナのテロ組織、ハマースがイスラエルを攻撃した」のだとその情報だけを認識していました。

留学してイスラム教徒の学生に出会うまで、トルコでイスラム文化に触れ合うまで、イスラム教は「なんとなく怖い」ものであると考えていました。
宗教も「怖い
中東諸国もなんか「怖い

無知って恐ろしいです。
私が「知らない」というだけで、人を助ける瞬間を逃し、世界規模で考えればそれが誰かの死に繋がります。
だからこそ人は勉強するのだと思います。

人に寄り添う力

そして人は勉強することで人を受け入れる力を身につけ、優しい人間になります。

私は大学での学びを得て、人を「」として理解し受け入れ、様々な視点から寄り添うことができるようになりました。
「イスラエル人が悪い人」ではないし「クルド人が危ない存在」なのではありません。

ちょっとした言葉選びもそう。
例えば、私は「母国語」という言葉の代わりに「母語」と言うようになりました。
国を持たない人の存在を知ったからです。

また、日本で出会う外国人(日本国籍を持たない人)と話す時にも気をつけていることがあります。
・見た目で相手がなに人であるか特定しないこと
・初めから英語で話しかけないこと
・相手の言語レベルに合わせて話すこと

知識を得ると人に寄り添うことが得意になるんです。
だから私は生涯勉強していたい。そう思っています。

EQUITY(公平)な社会の実現に向けて、一歩ずつ優しい人間へ。


というわけで、今回は私の趣味である「勉強」をテーマに私の考えをズラズラと書いちゃいました〜

Thank you for reading❤️

次回もまたよろしくお願いします🙇🏻‍♀️

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