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俳句|兜太の忌鱶はぼうふらと違います
金子兜太の忌日(2月20日)が、春の季語として認定されているなら、「鮫(子季語:鱶、青鮫、ほか)」の冬と、「孑孑(ぼうふら)」の夏と、三種盛りになってしまいますが。あと、関西っぽいイントネーションで読んでいただければ幸いです。
元ネタは、
初夏長江鱶などはぼうふらより小さい
金子兜太 遊牧集
鮫の句なら、こちらも名作。梅の庭も青鮫も美しくて怖しい。そして、梅の実も鮫も美味しい。
梅咲いて庭中に青鮫が来ている
金子兜太 遊牧集
他にも同族らしき鮫の作品を。
まぼろしの鱶が書斎を出てゆかぬ
池田澄子
体内を鱶が泳いで春暮れる
坪内稔典
共に泳ぐ幻の鱶僕のやうに
三橋敏雄
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