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親子料理教室に行ってみた(前編)

夜中から強い雨が続き、朝になっても降ったり止んだりの土曜日の朝。
私たちは8時に自宅を出発し、会場へ向かいました。

長靴、軍手、雨具、タオル、帽子、水筒、エプロンなど、大きな荷物を持参した小学校低~中学年と思われる子供と親の7組(1組欠席)が、待ち合わせ場所に集合しました。


今回参加するのは、札幌市中央卸売市場 青果部運営協議会による、市場で学ぶ 作る 食べる やさい・くだもの料理教室の「初夏の味覚グリーンアスパラガス収穫体験とイタリアン料理教室」です。

運動会と重なる学校が多い日にもかかわらず、8組の枠に50組以上の応募があったと主催者から発表されました。


およそ6分の1の確率で当選した今回のイベント、貴重な機会を無駄にしないよう、体験レポートとしてまとめてみました。

長くなりますので、今回は前編と後編にわけて投稿したいと思います!



子どもでも楽しめるアスパラ収穫体験

風は強いものの、ちょうど雨が止んでいたのでアスパラ収穫もできることになりました。

遊具もたくさんあって楽しい場所です

今回のイベントは「サッポロさとらんど」という気軽に農業や自然と親しむことのできる体験型の施設で行われました。
こちらの体験農園では、季節の新鮮野菜を自分の手で収穫することができます。

予想以上の農園の広さに驚きながら「これは安納芋っていうさつまいの葉だね、ビニールハウスのトマトはもうあんなに大きいね」などと子供と話しながら皆でアスパラ農園まで歩きました。

農園のスタッフの方から、どんなアスパラを取れば良いのか、正しい根本の切り方などを聞き、いざ収穫へ!

一組300gのアスパラをお土産として収穫させてもらいました。

「これいいね!あっ!こっちの方がいいかな?」などと、7歳の娘一人でも次々と収穫していました。
そして300gという重量がどのくらいの重さなのかも、親子で実感することができました。

手にしたアスパラが300g



高級イタリアンシェフによる料理教室

農園から離れた場所に調理室があるため車にて移動しました。
調理室では、身支度をして2組ずつ分かれ、それぞれの調理台に座ります。

私たちの調理台は欠席した方とグループだったので、私達の一組だけでしたが、スタッフさんにお手伝いをいただけることになりました。

料理教室の講師は、
リストランテ カノフィーロ料理長 小川 智司先生です。

講師の小川シェフ


リストランテ カノフィーロさんは札幌の中心街にある、本格的な高級イタリアンのお店。

参加された方と「高級イタリアンのシェフの方が講師に来ていただけるなんて、すごいですよね!」と話題になるほどでした。

なんとなく親子料理教室の先生というと、栄養士さんや調理学校の先生などを勝手にイメージしていたので私も驚きでした。

今回は子供と一緒に手軽につくれるイタリアンがテーマなので、材料は家庭にあるもので、手順もわかりやすく工夫されていました。

プロの方から教わる料理教室など私は初めてだったので、自分の知らないポイントを聞き逃すまいと真剣に聴講しました。

子どもと料理を学び、楽しめる場

私がこのイベントに参加したかったのは、子供と料理をする機会を作りたかったからです。
自宅では、子供に思いっきり料理を手伝わせる余裕がないのが現実です。

デモンストレーションが終わり、子供と調理をはじめると、2人のスタッフさんもサポートで私達の調理台についてくれました。


子供はアスパラの下処理やひき肉の味付け、メロンのすりおろし、サラダの盛り付けなど、1時間近く最後までがんばっていました。

娘、アスパラの下処理をマスター


しかし、最後まで親子で料理に集中出来たのは、2人のスタッフさんに子供の調理を見守ってもらえたことが大きいです。

もしも、親子だけでやってくださいと言われたら、見守るのに時間がかかるか、私が大半をやって子どもがあまり体験できなかったかもしれません。

ちなみに他のグループは親子2組で行い、スタッフや講師が順次まわってサポートという感じでした。


親が笑顔で教えられることが理想的

子供と一緒に家で料理をすると、親と子供の1対1なので「教える」「作る」「片付ける」の全部を一人でこなさなければなりません。

今回のように子供の調理補助やサポートしてくれるスタッフさん2名、そして親という「大人3:子供1」の関係は、子供に料理を楽しみながら教えるためには理想的でした。
子供の年齢が7歳より少し上であれば、大人2:子ども1でも大丈夫かもしれません。

普段はできないからこそ、料理教室のようなイベントを利用して親子で楽しみながら、一緒に学べばいいんだと思えるきっかけにもなりました。
余裕がないのに無理して子供に教え、途中で怒って、お互い嫌になってしまうより、ずっといいなと思います(笑)

そして、楽しんで学んだことは、好きになることはあっても嫌いになることはないと今回の料理教室に参加したことで確信しました。


前編は以上です。

後編では、・今回教わった料理のポイント
     ・試食、そして先生のお店の話
     ・満足度の高い料理教室とは 
について、お伝えしてます。

良かったらこちらから後編もご覧になれます!

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