水鳥 直

日々の知りたいや、気になることについてのエッセイ。 『となりのプロから』シリーズでは、いいなと思った事、いいなと思う人に、直接お話を伺って記事を書いています。

水鳥 直

日々の知りたいや、気になることについてのエッセイ。 『となりのプロから』シリーズでは、いいなと思った事、いいなと思う人に、直接お話を伺って記事を書いています。

最近の記事

1円以下の1文字にどこまで真剣に向き合えるか

サラリーマン時代には気づきもしなかったこと、それは時給や月給で報酬をもらえる有難さです。 そんなことにも気づかずに働いていた自分が、とんでもなく恥ずかしいのですが、時間で報酬をもらえることをすごいと感じるのは、どこかで楽な仕事をしていた証拠かもしれません。 3年前に和菓子職人としてパートをしていた頃は、基本的に重労働なので、もちろん気を抜く暇もありませんでした。 私は特に下っ端だったため、仕事を少しでも覚えようと最後の1分まで、頭と手を動かしていました。 それでも時間は

    • キャンプに行きたい理由by少数派

      我が家は駆け出しキャンパーだ。 だからキャンプのことを、とやかく言う資格はない。 テントは今年買ったし、4年前からキャンプには6回ほど行っているが、今年に入るまでは、キャンプ場のテントを借りたり、バンガローに泊まっていた。 テント以外の道具も、少しづつ揃えていった。 キャンプ道具は乗用車に積めるだけちなみにうちの車は、乗用車でコンパクトカーのマツダデミオだ。 ソロキャンパー以外で、なかなか小さな車がキャンプ場に駐車しているのを見かけない。 たまたまこの車を結婚前に

      • ホームセンターのコンシェルジュ#3『となりのプロから』

        インタビューのつづきになります。 前回の話はこちら ネットや他店舗で得られなかったものNさん:我々がこれから若い方達の購買層を増やしていくには、若い方の情報網に私たちがどう情報を放るかだと思います。 そういう方たちに「このホームセンター内に家具の専門店があることや、相談できる店員がいることを」知ってもらい、お店に足を運んでくれる仕掛けを作らなければと思っています。 水鳥:実は私も、インテリアショップや家具小売店をまわった後に、「一応ここのホームセンターにも家具があったか

        • ホームセンターのコンシェルジュ#2『となりのプロから』

          百貨店で学んだ接客の本質前回からの続きになります。 前回の話は→こちら 水鳥:百貨店での営業のお話をもう少し伺ってもいいでしょうか? Nさん:百貨店では百貨店社員でなくても、胸にバッジをつけた店員さんを見かけことがあると思いますが、あのバッジを簡単につけてお客様と接客させてもらえるような、甘い世界ではありませんでした。 大学を卒業したばかりでしたので、人様にきちんとした挨拶もできない男子学生でしたから、かなり応対教育の指導を受けました。 例えば、いらっしゃいませの顔

          ホームセンターのコンシェルジュ#1 『となりのプロから』

          はじめに 思いがけず、その道のプロに出会うことがある。 例えば高級ホテルでコンシェルジュのサービスを受けても、それは普通なことで驚かないが、近所のホームセンターで、それに等しいレベルの接客をされると強烈に心を打たれる。 あの人は何であんな接客ができるのだろうと気になって、その人に興味が湧いてくる。 このシリーズは、私が出会った方へのインタビューを通して、人に感謝される働き方とは何かを探ってみたい。 今回のインタビュー記事を書くにあたり、ホームセンターの責任者の方に公式取

          ホームセンターのコンシェルジュ#1 『となりのプロから』

          7歳の承認欲求

          先週、娘の学校で配られたプリントに図工で使うための、自宅から用意する材料というのが載っていた。 必要な材料は、粘土で作ったごはんを入れるための、紙皿、紙コップ、アルミの深皿、ペーパーナプキンなどと書かれていた。 うちに何とかある材料だったので「家にあったよ!良かったね!」と言って持たせたら、どうやら女の子の中では、普通の白い紙皿やコップは娘だけだったようだ。 「みんなで見せ合った時、私だけ白いのだった。私も全部可愛い絵のついたものを持っていきたかったな」と言う。 一応

          7歳の承認欲求

          真面目なベッドの選び方 

          よく眠れなかった次の日に、1日調子が優れないのはいつ頃からだろう? 現在40歳の筆者も、若い頃には感じなかった「眠りが翌日のパフォーマンスを大きく左右する」と痛感し始め、ベッドを買うことにしました。 ベッドに関する情報は、ネットにたくさんあります。特にベッドメーカーや寝具メーカーのホームページには、きちんとした知識が載っています。 ただ、もう少し詳しくベッドを選ぶ上で、利害関係のない情報が、まとまっていたらいいなと感じました。そこでベッド売り場の担当の方に聞いた話や必要

          真面目なベッドの選び方 

          ちょっとの勇気で来週は変わる

          前回、前々回と予告している「となりのプロから」シリーズが、実は少しずつではありますが、前進しています。 仕事ではないので、ほぼ趣味のような取材やインタビューの依頼(本人は一世一代の大仕事の意気込み)を、依頼相手の業務の合間にご協力をお願いしたり 大手企業で長く経歴を積まれた後に、満を持して今の事業を始められた経営者の方に、正式にインタビューをご依頼したり 「お仕事などでお忙しい方々に、貴重な時間を頂こうなんて一体何を考えてるの?」と激しくツッコミを入れられそうな毎日を過

          ちょっとの勇気で来週は変わる

          「となりのプロから」(#0-2きっかけ)

          「この人は本当にプロの仕事をするなぁ」そう思う瞬間というのは、すごいなという感情と同時に、無意識にその人に、心から感謝している自分に気づく。 では、プロの仕事=人が感謝したくなる仕事とは何なのか?と思ったのが企画を考え始めたきっかけでした。 例えお金を払って、仕事をお願いしたつながりでも、そういう人との出会いからは、良い影響を受けることができるし、人生を豊かにしてくれる気がします。 私が普通の生活を送るうえでも、時折そんなプロだなぁと感じる人達に、出会うことがあります。

          「となりのプロから」(#0-2きっかけ)

          「となりのプロから」(#0-1きっかけ)

          私がWEBライターを仕事にしたいと思ったのは、誰かの想いやその言葉から発せられる魅力や本質を、わかりやすく、他の人に伝えたいと思ったからです。 これまでの経歴に文章を書く仕事はありません。 だからWEBライターを仕事にできる根拠もないのですが、人の話を聞くことが好きで、その人が言いたいことを噛み砕いて誰かに伝えることが得意でした。 たったそれだけの「できるかも」で、やってみようと思いました。 noteでブログとしてエッセイを書くことは、文を考える練習になります。 ただ私

          「となりのプロから」(#0-1きっかけ)

          40歳にして裸一貫での〇〇を体験した

          肩書も経験も、何もない状態で「こんな記事を書かせてください」と印刷した企画書と、ペラペラの名刺を片手に目標の店舗に飛び込んだ。 それが学生や若者なら、眩しく目を細めてくれる人もいるかもしれないが、私は40歳の普通の主婦だ。 店舗のサービスカウンターで店長さんをお願いする姿は、ただのクレーマーにしか見えず、眩しくもなんともない。 そんな飛び込み営業をした理由は、今企画している「となりのプロから」というプロの方への取材を元に、記事を書くためである。 その取材対象として考え

          40歳にして裸一貫での〇〇を体験した

          母から娘へ伝える日曜日のホットケーキ

          休日の朝、とびきりのホットケーキから一日を始められたら幸せ。 朝日の中、自分好みのホットケーキを切り分け「休日の朝」の幸せを思いきり味う。 そんな習慣が一人暮らしの時から、いつの間にかできていました。 市販のホットケーキミックスも美味しいものは売っていますが、大抵「美味しいもの=高価」なので、小麦粉などから合わせて自分で作っています。 これまで何十個と、いろいろなレシピを試しました。 なかしましほさんのレシピを1番長く使っていましたが、材料にヨーグルトが必要だったので

          母から娘へ伝える日曜日のホットケーキ

          親子料理教室に行ってみた(後編)

          前回の続きで、 親子料理教室での体験レポートになります。 収穫体験や、料理教室が親子で料理を楽しむのに理想的だなと感じた理由などは、前編をご覧ください。 今回教わった料理のポイント教室で教えていただいた献立☟ ・グリーンアスパラガスと豚ひき肉のスパゲッティ ・グリーンアスパラガスとツナとトマトのサラダ ・フレッシュメロンフロート 今回収穫したアスパラをメインのパスタとサラダで使うレシピでした。 先生のデモンストレーションで個人的になるほどと思ったことが、たくさんあっ

          親子料理教室に行ってみた(後編)

          親子料理教室に行ってみた(前編)

          夜中から強い雨が続き、朝になっても降ったり止んだりの土曜日の朝。 私たちは8時に自宅を出発し、会場へ向かいました。 長靴、軍手、雨具、タオル、帽子、水筒、エプロンなど、大きな荷物を持参した小学校低~中学年と思われる子供と親の7組(1組欠席)が、待ち合わせ場所に集合しました。 今回参加するのは、札幌市中央卸売市場 青果部運営協議会による、市場で学ぶ 作る 食べる やさい・くだもの料理教室の「初夏の味覚グリーンアスパラガス収穫体験とイタリアン料理教室」です。 運動会と重なる

          親子料理教室に行ってみた(前編)

          団地のキッチンが好きだ~キッチン選びエッセイ

          私は独身時代から、中古戸建を購入した現在に至るまで、5つのキッチンを経験しました。 そして、いつしか団地タイプのキッチンに憧れるようになりました。 キッチンの好みは人それぞれなので「おすすめ」などはできませんが、 料理が好きで キッチンのことを考えることが好きなので、 キッチンやその選び方についてエッセイとしてまとめてみました。 現代のキッチンができた背景(簡潔に!) 近代的なキッチンが広まる前、戦前の農村住宅では台所は床上空間と土間空間に分かれていました。 そのため

          団地のキッチンが好きだ~キッチン選びエッセイ

          習うより慣れろ ~初仕事編~

          先日、はじめてWebライティングの仕事を頂きました。 私は在宅希望のためクラウドソーシングでお仕事を探しています。 まだ勉強を始めたばかりでしたが、知識は実践があってこそ!と思い挑戦しました。 素人の経験もない初心者ができるのか?と尻込みしそうになりましたが、「いやいや最初はみんなそうだ」と自分に言い聞かせました。 テスト記事を書く資格をいただいて、チャンスをもらった喜びときちんと仕事を仕上げられるのか?という不安とともに挑んだ初仕事! 初仕事の内容は? テーマは通

          習うより慣れろ ~初仕事編~