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20171112社説から見る現代日本

おはようございます。

昨日既にTPP(環太平洋連携協定)を取り上げた日経以外の四紙が本日TPPを取り上げています。

トランプ政権誕生後に米国がTPP離脱を宣言して以降、議論を主導してきたのは、日本です。土壇場でカナダから異論が出て首脳宣言には繋がらなかったものの、閣僚級で大筋合意ができたことを前向きに捉えています。

今後は、カナダを枠組み内に留まらせること、米国を呼び戻すことに注力しつつ、経済に対して国有企業の統治などを通じて恣意的で不当な国家介入が問題視される中国とどう自由貿易を推進していくかがポイントになります。

日本に求められている役割は大きい。その日本が安定して国際社会でイニシアティブを取っていくためにも内政の安定、社会保障の充実は欠かせません。

本日のオススメは朝日の「子育て支援 「すべて無償化」の前に」です。

以下、朝日社説からの引用です。

「いま優先すべきなのは、認可施設を希望する人がそろって利用できるように、受け皿を用意することだ。

(中略)

課題はほかにも山積みだ。

一人ひとりの子どもに保育士の目が行き届くよう配置基準を引き上げるなど、保育の質を高める。(中略)貧困率の高いひとり親世帯向けの支援でも、積み残しになっている検討課題がある。

子育てを社会全体で支え、若い世代への支援を強化する。そのために急ぐべき対策を、広い視野で検討していきたい。」

<社説一覧>
日経:クールジャパン再生へ政府の役割見直せ/「加計」乗り越え特区の再起動を
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:米国抜きTPP 保護主義圧力に先手を打った/日露首脳会談 政権安定を領土交渉に生かせ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:TPP11大筋合意 保護主義を阻む礎とせよ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:米国抜きTPPで大筋合意 自由貿易立て直す土台に/文書管理ガイドライン改正 まず公務員の意識改革を
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:子育て支援 「すべて無償化」の前に/米抜きTPP 「多国間」を粘り強く
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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