20180122社説から見る現代日本

おはようございます。
本日のオススメは読売の「私立大の経営難　円滑な再編と統合を促したい」です。

高等教育の在り方や少子化対策を考える上でも重要な問題であると考え、取り上げるものです。

以下、読売社説からの引用です。

「少子化が進む中で、約６００もの私立大学を維持していくのは難しい。大学の魅力を高めるだけでなく、再編・統合に踏み切る決断も必要だ。

（中略）

規制緩和により、私立大はこの１５年間で約１００校も増えた。このままでは、学生確保が厳しさを増すのは間違いない。

私立大の約４割、短大の７割近くは定員割れの状況になっている。運営費の９割は授業料で賄われており、減収は経営に直結する。定員の充足率に応じて、国の補助金もカットされる。

特に厳しいのは、地方の中小の大学や都市周辺の小規模大学だ。既に１２私立大が廃止された。経営破綻は若者の流出を加速させる。地方での教育機会も減少する。

政府は新たな交付金を設け、地方の大学が人材育成や研究などで自治体、企業と連携する取り組みを後押しする。意欲的な私立大に対するメリハリのある支援で、地域の雇用創出につなげたい。」

＜社説一覧＞

日経：米国の株高を支えるお金を生かす経営／ＮＨＫは業務効率を高めよ
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売：商工中金改革　中小企業の支援強化を急げ／私立大の経営難　円滑な再編と統合を促したい
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経：経団連の春闘指針　賃上げも人材への投資だ／イプシロン　宇宙産業を軌道に乗せよ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日：きょう通常国会がスタート　人口減少問題を忘れるな
https://mainichi.jp/editorial/

朝日：ＮＨＫ　公共性の議論をもっと／企業と人権　世界の動きに対応を
http://www.asahi.com/news/editorial.html