なんで日本の教育には、もともとグローバル教育がないの?
あまり必要とされなかったからです。
順に見ていくと、
地理的・地政学的
・島国。海に囲まれている。
・中国や朝鮮半島からの文化や思想の輸入(日本の文化と近い)
江戸時代
・藩校。寺子屋。
・貿易の制限
明治~戦前
・西欧列強に追いつけ追い越せ
戦後
・GHQからの指導案
・スプートニクショック
(ロシアが先に衛星を打ち上げてアメリカがショックを受けた)
(アメリカが最新科学の詰め込み教育)
・1968(昭和43年)指導要領で、日本も詰め込み教育
・新幹線授業(とりあえず範囲を終える)
・落ちこぼれでなく「落ちこぼし」(授業が早く進むから)
・授業が難しすぎて落ちこぼし状態のため、学校が荒れた
・経済発展。「24時間働けますか」
・学校は荒れている。24時間働くために言うことを聞く人を育てる
→グローバル教育とかより、「集団を育てる」
・厳しい校則、決まり。(ゼロ・トレランス という「不寛容」な教育)
→日本は中国・朝鮮半島から輸入した「儒教思想」などにより、年功序列、先輩後輩が大事。
→よけい厳しくなる
・みんな忙しすぎてグローバルどころではなかった。
これらの事情を考えると、ようやくグローバル教育に光が当たる時代になった、とも言えます。
まあ、そもそも論としては「グローバル」という概念そのものが、比較的新しいですよね。
私は詳しくないですが、大航海時代あたりから?
文献
国立教育政策研究所教育研究情報データベース(通称:ERID)
https://erid.nier.go.jp/guideline.html
これまでの学習指導要領の一覧が見られます。ありがたいことです。