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自選短歌 | 十一月 自選短歌 五首

今井魔椎です~。こんにちは。
てことで、十一月の自選短歌、五首です!


新札は旧札となり旧札は隅っこにあるコラムとなった

純白の集団下校を踏んづける靴底越しに足が冷たい

まどろみを言葉の枠に閉じ込める あの夕焼けは「夕焼け」である

線状に暗がりを行く車内では化物どもが蠢いている

どうでもいいことをどうでもいいように連ねる声を耳に挿し込む


選んでみて、かなり物事を俯瞰して見たものが多いなあ……という印象を受けました。
この調子で十二月もだらだら続けていこうと思います。

それでは!

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