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日本人の欲望に答え続けたヒットメーカー「古関裕而」を辻田真佐憲がいま書く理由とは?

日本人の欲望に答え続けたヒットメーカー「古関裕而」を辻田真佐憲がいま書く理由とは?

3月19日、文藝春秋digitalで連載中の辻田真佐憲さんが『古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家』を上梓した。古関裕而といえば、「六甲おろし」や甲子園のテーマ「栄冠は君に輝く」などで知られる作曲家。今、なぜ古関について書くのか。その理由を、辻田氏に尋ねた。

――なぜ、古関裕而の評伝を執筆したのでしょうか。

辻田 NHKの朝ドラ「エール」が決まったからですね(笑)。それは冗談ですが、私は子供

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