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もっと野生に触れる!!
みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネスのお仕事や学びをサポートしている工藤です。
本日のテーマは『野生』です。
私は千葉県の房総半島で育ちました。
日中の電車は1時間に1本。
家の周りは田んぼ、梨園、海、山。
田舎を絵に描いたような環境でした。
社会人になってからの大半は東京で生活しています。
しかしその反動なのか、沖縄県や岐阜県など、急に自然が豊かな環境に引っ越してしまうことがありました。
環境のギャップが大きいので、
え、なんでそこに引っ越すの?とよく言われました。
私には心身が自然を欲しているような直感があり、そのまま行動していました。
※沖縄の北端にて。
紆余曲折の末、現在の住まいは自然と街が調和している千葉県で落ち着いています。
なぜこのような話をしているかというと、北海道にある旭山動物園の『ミッション』の成り立ちについての話を聞いたからです。
その話を聞いたのは、長年マーケティングの実践会を主催されている小阪裕司さんの動画でした。
集客が思わしくない時期が続いていた以前の旭山動物園。
このままでは閉園にもなりかねない状態でした。
来客が少ないので、時間はあまりある状態だったそうです。
そんな時、園内のスタッフはある議論をしていました。
「自分たちはそんなに世の中に必要のないものを提供しているのだろうか。もし自分たちが、本当は世の中に必要なものを提供しているのだとしたら、それは何なのか?」
言い換えると、
『旭山動物園にミッションがあるとしたら、それはどういうミッションなのか?』
これを毎晩議論していたそうです。
その結果。
『今日の都市生活者(旭山動物園所在地の旭川含む)は、野性というものに時々は触れないと、健全ではなくなってしまう』
だからこそ、自分たちの存在価値がある。
そんな考えにたどり着いたそうです。
以下HPからの引用です。
飼育スタッフは、担当動物の本来持っている能力や行動、感性を引き出す展示方法を日々研究するとともに、人に言葉では伝えることができない動物と来園者との架け橋になる存在を目指しています。
都市生活者と野性を結び付ける考えが浸透していると感じます。
私も旭山動物園に来園したことがあります。
バスがかなりの長旅で、道中は何をやっているのだろうと思ったくらいでしたが(笑)、野性に触れるために動物園に向かっていたのですね。
私は東京や千葉にある動物園や水族館にたまに行くことがあります。
なぜそこに向かうのか?あまり考えたことはありませんでした。
冒頭でお話しした転居の理由と同じで、心身が自然との調和を求めていたのかもしれません。
昨年から仕事も自宅で行う時間が増え、外出時間が減っています。
もっと自然に触れることで、本来の自分を取り戻す時間を大切にしていきたい。そう思います。