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応援する人たちの想いを乗せて
みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネスのお仕事や学びをサポートしている工藤です。
今日も仕事後にこちらの記事を更新しています。
今週は私にとって楽しみなイベントがありました。
日常の、些細な楽しみです。
みなさんは、普段どのようなことを楽しみにしていますか?
本日は、役に立つかはわからないけれど、意味があるもの、そんなテーマの記事です。
🥚多くの人に支えられて
日本のプロバスケリーグ、Bリーグ。
今週、6月1日に年間優勝を決める試合が実施されました。
最後に残ったのは千葉ジェッツと宇都宮ブレックスというクラブです。
先に2勝したクラブが年間優勝となるファイナルで、すでに2戦が行われ、互角の1勝1敗となりました。
優勝を決める第3戦は最終5分過ぎまでどちらが勝つかわからない緊迫した試合でした。
私は地元の千葉ジェッツを以前から応援していました。
千葉ジェッツは毎年上位のチームではあるのですが、年間優勝をしたことは一度もありません。
過去に決勝で敗れ、準優勝となったことが2回。
今年が3度目の正直でした。
応援している選手やチームの感情移入の度合いが強いほど、勝てば嬉しいし、負ければ悲しい。
だから私も過去2回の準優勝となった試合を見た時は、もうバスケ観戦はやめようかと思うくらい疲れ切ってしまいました。
私は小学校からバスケットボールが好きでした。
しかし学校に部活はないのでプレイ環境はなく。
そして、当時はネットもなく、民放でたまに放送される深夜のNBA(米国のプロバスケ)を録画して見ていたり。
月イチの専門誌が貴重な情報源でした。
そんな時代と比較したら、地元の千葉にこんな魅力的なチームができて、いつでもスマホで試合観戦ができるなんて夢のようです。
千葉ジェッツだけではなく、おそらく宇都宮ブレックスも、Bリーグの各クラブも、このようにひとりひとりのファンが何らかのストーリーを持って応援しているのではないかと思います。
ファイナルの結果としては、千葉ジェッツが優勝となりました。
しかし宇都宮ブレックスも本当に素晴らしいチームでした。
どの選手も、ヘッドコーチも、インタビューでは相手選手へ敬意を示していました。
トップ画像は、日本を代表する選手同士が健闘を称え合うシーンです。
千葉ジェッツの冨樫選手と、宇都宮ブレックスの田臥選手。
スポットを浴び続けたふたりが交わった瞬間でした。
また、選手はブースターと呼ばれるファンの人たちに感謝の気持ちを繰り返し伝えていました。
ブースターがいなければ試合は成り立たないと。
観客の中には、千葉ジェッツの歴史を想ってか、悲願達成後に涙を流している人が散見されました。
選手はブースターの想いを背負い、ブースターもまた選手に感情移入をしている。
双方にバスケットを通じた関係性が生まれています。
🥚スポーツの存在意義
スポーツは非現実です。
レジャー、娯楽。
まず生活にゆとりがなければ経済活動としても成り立たないことでしょう。
私の好きな音楽も似た側面があります。
興味のない人たちからしたら、存在意義がよくわからないかもしれません。
たしかにスポーツが社会から無くなっても、生命の危機となるようなことはないでしょう。
しかし、スポーツは特定の人たちの人生を豊かにしてくれます。
味気ない毎日を、人生を、ほんの少しでも、一瞬でも、充実させてくれる。
自分自身でもないし、現実でもない、それでもスポーツからポジティブな何かをもらっている。
だからそこで経済活動も生まれる。
長く続けば、いずれ文化になる。
役に立つかはわからない、それでも意味がある。
その代表がスポーツだと思います。