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やきとりのしんい-帰還編-

まずは無事であることを伝えよう
前回の記事を最後にプッツリと
更新が途絶えては後味が悪い
私—、無事帰還しました。

前回の”やきとりお家騒動”をリアルタイムで
記事としてUPしてしまったために
創作と勘違いされた方がいるかもしれませんが
実話です。

前回までのお話
・二人でやきとりを食べに行くことになった
・焼肉や寿司、他は良くある。
・やきとり専門店に行くのは10数年ぶり
・なぜ今、やきとりなのか?裏がある?
・やきとりが示す隠されたメタファーを探る
・夕方の待ち合わせ前には把握しておきたい
まで。


ミステリーでも何でもないのだが
これは日常によくあることで、何でもない出来事を
さも何かあるかのようにとらえて考察することで
つまらない日常に花を添えようという
フィールドワークのようなもの(結果)です。

なので心配には及びません
特に波立つこともなく食事は終了しています。

以下、22年連れ添った夫婦の
とある夕食の風景であるので刮目する必要なし。

2人で目的の店まで歩いている途中
彼女から店の予約状況の報告があった。
どうやらカウンターはすべて埋まり
テーブル席は相席になるということだった。
時刻は18:20

このご時世に狭い店内でテーブル相席は
ご免である。しかし、彼女がどうしても
あのお店に行きたいのであれば仕方ない―
と思ったら、彼女は「せっかく2人きりなのに
知らないおじさんとガハハ」するのは嫌。

もっともな話である。
こういう感覚が似ているから
これまでずっと一緒にやってこれたのだ。
しかも、「やきとりは次の機会にしよう」
という発言から伺えたのは、実はそこまで
今回のやきとりにこだわりがないということ。

ハイ、勝ち戦

皆まで語るでない。
最初からどこでも良かったのだ
子どもから離れて、夜に2人でお出かけできれば
どこでもよいのだ。

普段の行いが良いせいか
日中の激しい雨は過ぎ去り
ただ涼しい夏の夜にさまよう2人

海鮮系居酒屋になだれ込み、
飲み物とやきとり・お造りを注文。
カウンターで当たり前のように目の前に
ドンッと運ばれてきた
ビールと烏龍茶。

一言も発せず、視線を交わすことなく
サッ、スッ、とお互いの飲み物を交換する
この時、店員さんに気づかれてはいけない。
店員さんに変に気を遣わせたくはないのだ。
空いた皿もグラスも「お済の~
の声掛けを待ってから差し出すのだ笑顔で。

居酒屋の店員の気持ちはよくわかる。
当時12時間営業系超ブラック全国チェーン居酒屋のアルバイトで働いていたふたりのなれそめは
また別の機会にするとしよう。

今回はとりあえず無事帰還した報告。
最初から謀反などなかったのだ
天下泰平、馬耳東風、我が家は実に平和である。

やれやれ

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