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突撃!初見の昼ごはん(旨塩編)

移動中、ふと思いついて付近のお店を検索する。
Googleマップに表示される無数の赤い丸。
どのお店が美味しいかはわからない。
そう、いつもそうなのだ。
この行き当たりばったりが楽しみの一つでもある。

だがレビューはしない

ただし、食事をした後で検索結果から
自分が頼んだメニュー以外が
オススメの店だったこともしばしば。
初見の醍醐味なので甘んじて受けよう。
ただしリピートするかどうかは別の話よね。

ランチ閉店45分前

広い店内
L字カウンターに8席
4人掛けテーブルが4席
客席と客席に間が広い。
天井もラーメン店にしては少し高くなっている。
おそらく以前は違う商売をされていたところに
居抜きで入ったのだろう。

キッチンにおじさん1+ベテラン1
パントリーに女性1+ホール女性1

既に店内には客が2人しかいないが
ランチ時には
この規模の店内で昼時に4人での
オペレーションは人数的に正しい。

但しピークを過ぎているので、
ランチ終了間際の客に対して
非常にドライな対応となっている。

モチべがすっかり干上がっている

店の雰囲気によっては、私の方から
「初めて来たんですがオススメはありますか?」
と店に対してプレッシャーをかけるのだが
今回はおとなしく、店内をぐるりと見渡す。

外部販促用に作成したのぼりが壁に貼られており
このお店のイチオシが「塩」であることが判明した。

単純だけど奥が深い

こんな言葉を聞いたことないだろうか?
この言葉の意味するところは

一見シンプルに思えるが、実は複雑に絡み合うコンビネーションがあり、見通しの良い一本道ではなく、ここを起点とした無数の選択肢の広がりを感じさせる。フォォォォォォォォッ!!

こねくり解釈委員会 規則集 第4条2項③B

だとするならば、この表現方法を多用している方は
マジで反省した方がいい。
単純シンプルだけど…」と1stインプレッションで
見誤ってしまった自らの稚拙さを悔いるべきだし、
最終的に裏を返して「…い。」と言い切ることで
自らの優位性を示そうとする腐った性根を
まずなんとかするべきである。

言い換えるべし
「私が愚かでした」と。

透明度の高い上湯に豊富なトッピング

出てきたのは標準の塩ラーメン。
トッピングは盛りだくさんで
他のラーメン店よりも多い。
・梅干し
・チャーシュー
・メンマ
・煮卵
・ほうれん草
・海苔
ちなみに私は個人的にトッピングの
海苔をよく思っていない。

自分からトッピングすることはないし
「海苔ラーメン」があっても注文しない。
載せないでくれとは言わないけれど
単純に「合わないよな」と思っている。
なので一番最初に始末したい具に君臨している。

まずはスープと誰が決めたのか

レンゲで掬ったスープは更なる輝きを見せ
私の期待感を高めるのに非常に効果的だった。

ズズズッ..…!

鶏油が滑らかに口内に流れ込んできた。
味わい深い鶏だしに、グッと塩味が効き
途中でピリッとコショウの刺激。
爽やかに喉を駆け抜け
胃袋にジワァァァァと染み渡る!

細ちぢれ麺がさらに加速させる

塩に多いとされる細ちぢれ麺が
鶏油のおかげでスープと良く絡み
ズルッ、ズ、ルズルルルルッと
一気に啜りたくなる衝動に

鎮座するのは梅、王の風格

シンプルな味付けに飽きがこないように
梅干しが真ん中にトッピングされている。
塩味と酸味は程よく調整されており
おそらくハチミツを使用したであろう
若干の甘さも感じる。

これをスープに溶かしてみると
先程までとはまた違った顔を覗かせる。
酸味と旨味が追加されて
味がさらに締まる。



こ、これは!!

まさに!




普通だ

ざわざわざわざわざわ

感動も何もない。
ごく普通の塩ラーメンだ。
決して予想を裏切らない
想定内のさらに3m内側の味。
良いとも悪いとも言えない。

レビューで絶賛している人は
「初めてラーメン食べたんか?」と
聞きたくなるくらいのレベル。

悪口ではない。
基本的にこのマガジンで
マイナスなことはあまり書かないし
お店の名前も出さないのだけれど

うん。多分、家で作れる。

ウェイパーと化調、塩。
柚子胡椒足して終わり。

お客様入店時にホールが元気よく
「いらっしゃいませー!」と
愛想よく挨拶してくれるのに対し
キッチンは「・・・ッラッシャー」

退店時にホールが元気よく
「ありがとうございました!」
と言っているのに対し
キッチンは一瞥しただけで無言。

お前の味の一体どこに
威張れるポイントがあるというのか。


いかんいかん

心を静めよ、リトル1号。

さて、今回は画像を多用してみました。
「文章が多すぎると読む気が失せる。」
それは後で読み返す自分自身にも言えるのです。
長文で表現した心情を画像で当て嵌め、
文章を省略することにより「さらり」とした
読み心地を演出するという

浅はかな私。

昼ごはんの旅は続きます。



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