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自ら動く試行錯誤で良い形に。はじめてのRemoを使ったオンラインハッカソン技術サポート!
関わったオンラインハッカソン
リモートワークをテーマとした ProtoOut ハッカソンに、技術サポートとしても参加させていただきました。
全体の流れとしては以下をご覧ください。
この記事の振り返りは「技術サポート」の部分
運営・ガヤ司会など色々とやることがあったものの、今回の振り返りは「技術サポート」の部分に注目します。
オンラインハッカソンで技術サポートしたことは初でした。
いろいろと大変だったけど、その場で試行錯誤しながら良い方向に動いたことがあったなということで、まとめてみます。
スタートからハックタイム直前までは様子見
さて、当日、Remo上にわたし専用のサポート席がありました。
こんなかんじです。左下です。席を用意いただける。ここはオフラインと似たような感じですよね。
こちら から 当日の進行を引用させていただくと、
①入場から開始・お出迎え
②オープニング
③アイスブレイク:Remo.coの試用・練習
④アイデア出し
⑤チームビルディング
⑥アイデアの確定と発表
⑦ハックタイム
⑧成果発表
このうち、①~⑥の間は、オフラインのハッカソンの時と同じように「様子見」で動きました。
というのも、⑦ハックタイムが技術サポートとしての本番だからです。
事前にあれこれ想像しても、むしろその場の対応力が下がるので、状況を眺めておくのが良いなと判断しました。
顔を覚えてもらうのは大事
オンライン授業のメイン講師や、オンラインイベントの登壇をしてみた感覚値ではありますが、オフラインよりもオンラインは、人が居るっている感覚を感じづらいです。
今回のハッカソンは、参加者の皆さんもオンラインの流れに慣れていません。Remoというツールで目の前で起こる参加者同士の交流だけで、精一杯という印象を受けました。
さらに、参加者がここからハックタイムに技術サポートがあるんだな~と気づくのは大変だったろうなあ、と思います。
ということも考慮し、基本的には様子見つつも、私と交流しやすくするために、参加者の皆さんへの個々の声がけは大事にしました。そうすることで、技術サポートが欲しいときに関わりやすくなることを目指しました。
もちろん、この場にはプロトアウトスタジオの生徒もいました。生徒は私を知っているわけですからある程度で良いとして、それ以外の参加者との交流に重きを置くバランスで動きました。
いざ!ハックタイム!!!・・・あれ誰も来ない?
ハックタイムになりました。
こんな感じで、わくわく、そわそわ、待っていたんですね。もしもオフラインの技術サポートだったら、参加者の視界の端っこに、技術サポートの人が居れば、すぐに来るだろうと。
さっきまで、ちょいちょい顔を出してましたしね。
しかし、体感で15分くらい待っても誰も来ませんでした。
おそらく、オンラインの進行ではチーム内の交流も探りがちです。それぞれのチームの中で、どう作るかの議論がまだまとまらず、私に技術サポートを求めに来るような状況じゃなかったんじゃないかなと思います。
そして、もちろん、ひとりで自走できちゃう人は、すでに始めているでしょうし。
自分から動くように大きく方針転換
このままではまずい。
技術サポートできずに、あっという間にハックタイムが終わってしまうということで、すぐに「積極的に見回ってサポートする」という方針に切り替えました。
そうすると、うまく回りだしました。
たとえば、このキャプチャは みーてぃんぐなう のチームです。
デバイス担当 1人・フロントエンド担当 1人で「リモートワーク中に、自分がオンラインミーティング中かどうかを宅内の家族に分かりやすく伝えるためのシステムを作る」と聞いたので、
・まず、私も2人と同じテーブルに入って作ろうとしているものをヒアリング
・IoTな仕組みと分かりデバイス担当 1人・フロントエンド担当 1人なので連携部分が大変そうと流れを読む
・MQTTを使う話など IoT らしい話題も出てきたものの、短時間にバグが少なく着地可能な技術構成を一緒に話し合う
・デバイスとフロントエンドは参加者の得意分野だったので、連携部分の実装のサポートしたほうがいいかなと気づく
・Express サーバーや HTML/CSS/JavaScript を入れやすい仕組みを具体的なソースコードサンプルを作ってお渡し
・お二人の反応も良く、うん!なんか進められそう!となる
・つどつど様子を見に行く
という動きをしました。
一時的に、わたしが3人目の制作者になる関わり方ですね。このあたりはオフラインのハッカソンでも、よく行っていた関わり方ではあったので、イメージ通り行えました。
そして、こちらから勇気を出して、こちらのチームのテーブルに入りワイワイと絡んでみると、対面で一緒に作っているかのような、技術構想や作る感覚が通じている一体感が出てきたのは、よかったです。
もちろん、そこにはお二人の人柄やポジティブな作る気持ちとシンクロできたのが大きいと思います。ありがとうございました。
ということで、以降は積極的に各チームのテーブルを回って「どんなの作るんですかー?」「何か困っていることありますー?」と声掛けして、サポートできるところを拾っていくようにしました。
技術的に静かに詰まっているときの技術サポートが届かないところもあった
それでも、当日は試行錯誤の連続でした。
他のチームでも Azure Face API を Node.js axios await/async でやり取りするメモ のように、Microsoft Face API が使えそうなため、Microsoft Learn で学ぶことをおススメしつつ、具体的なソースも伝えてみました。
ヒントとなる実装を受け取っても、さらに作るところで悩むというところは、オンラインでは感知しづらかったです。結果として、最後まで作り切れるような、良いサポートが十分に行えませんでした。技術サポートとしては悔しかったポイントです。
ただ、いま思えば、ここは「もしハマったら遠慮なく追いかけて来てね」とか「TwitterなりRemoなりでメンションしてみてね」とか、やりようがあったかもしれません。
非同期ゆえの、うまくいってないよー、となったときの参加者の方から知らせ方・サポートの人の受け取り方は、今後も課題となりそうです。
このあたりは、次に関わるときに、また試行錯誤しようと思います。がんばりたい。
オンラインはオフラインでの技術サポートよりも集中できた
今回の良かったところとして、サポートするソースコード作りや、参考文献探しに関しては、オフラインより集中できたことがあります。そのおかげで、一部のチームには具体的なソースでサポートでき、そのチームの進行に寄与できました。
オフラインの時は、私の場合、同時進行でサポートしてしまいがちなんですよね。そのため作業する時間が細切れになってササポートのパフォーマンスが悪くなる時がありました。スムーズにさばけるときは良いのですが、一度待たせだすと、結構、心にキます。
今回のようにオンラインだとサポート待ち行列も視覚的に見えませんし、気持ちでも待たせている焦りが少ないので、結果として、技術サポートに没頭できました。
オンラインで技術サポートのパフォーマンスが十分に出ないことを事前に予測できたことも大きい
初めてのオンラインハッカソンの技術サポートだったので、自分のできることを広げすぎなかったことも良かったと思います。
オンラインはオフラインのように目を配ることはできません。広くサポートはできないと見切ったために、サポート待ち行列ができなかったこともあるでしょう。
ただ、もし、引き受けすぎてオンラインでもサポート待ち行列が生じたとしたら、きめ細かなサポートが難しいオンラインでは結構怖いですね。前述の通り、詰まっているアラートが見えづらいですし、参加者の人もすごく不安にさせてしまうかもしれません。
どうなるんだろう・・・!
ともあれ、ここもその時の現場で感じ取りながら、楽しみつつ何とかしていきたいなと思っています。
いま一度振り返って
いろいろと振り返ってみました。初めてのオンラインハッカソンでの技術サポートですが、ポイントしては
・各チームの状況を自分から見に行ってサポートできないかを模索するやり方は良かった。
・サンプルのソースコードや参考文献を探してサポートするアプローチは十分通じる
・オンラインの非同期ゆえの「参加者が静かに詰まっている」感知は難しいので、マメに見たりアラートを伝えてもらうようなコミュニケーションは大事そう
・オンラインはオフラインでの技術サポートよりも待たせる感覚が少なめで気持ちが焦らないため結果として集中できた
・オンラインで技術サポートのパフォーマンスが十分に出ないことを事前に予測して、無理をしなかったのも大きそう(もしキャパシティを越えた時に、オンラインでは取り戻すのは難しいはず)
といったあたりが経験として得れました!
もちろん、ハッカソンは生き物なので、また別の機会に出会ったときは、違うことが起こるでしょう。次回の技術サポート参加はこちらを予定しています。今回の得れた経験をうまく活かしつつも、固執せずに、よりよい技術サポートを模索していこうと思います!
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