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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.125秋田県美郷町のお地蔵さんシュワッとねの巻

おはようございます。

本日もどんより曇り空の板橋区です。

昨日、世田谷の九品仏に行ってきて、その物語を書こうかと思っていた所に、秋田県美郷町からとても珍しいお地蔵さんがワープしてきてくれたので、秋田県美郷町のお地蔵さんをご紹介することに昨日の夕方に急遽変更しました。九品仏さま、ごめんなさい。必ず、近いうちにご紹介しますので、許してね。

「いつものことだ」

「あ、はい~」

今回のお地蔵さんをご紹介くださったのは、前に、秋田市仁井田のお地蔵さんの集合住宅をご紹介くださった佐藤勝也さんです。


さて、今回は勝也さんのふるさとのお地蔵さんをご紹介くださいました。佐藤さん、誠にありがとうございます。

美郷町は水がきれいで美味しいところで有名です。私が自分で秋田の情報誌を作っていた時に、感動したのは、水を各エリアの田んぼに分水する円形分水工の存在でした。

下の動画は秋田大学の研究チームの動画です。3分位で見ることができます。勢いよく水が豊富に流れて各地域に分配されていく様子が撮影されております。

美郷町には六郷湧水群と言われる湧き水が出るエリアが24か所もあって、

今回ご紹介するお地蔵さんは

側清水にいらっしゃるお地蔵さんです。

このお地蔵さんと、勝也さんから教えていただいた地域に繋がるお地蔵さんのお話を絵を描きながらさせていただきましたので、ここでご紹介させていただきますね。

「お地蔵さん~お願いします~」

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「はい。おはようございます」

「はい。おはようございます。お地蔵さん、正直なこと、言ってもいいですか?」

「いいわよ」

「えっと、描いてて、蝋燭の火が熱そうで、熱そうで、、、、この夏の時季は暑くって大変じゃないかな?って・・・」

「え、ま~そうなんですけどね~」

「情報ご提供くださった勝也さんによると、以下佐藤勝也さんのご報告文です~。

美郷町六郷の側清水地蔵菩薩に行ってきました。
角館に居た頃は毎週お参りしてたお地蔵様です。
横に湧いている清水をボールにくんでお地蔵様にお供えします。
そしてロウソクに住所氏名、 願い事を書いて火をつけてお祈りします。
いつ行っても清水の入った沢山のボールが並んでいます。
受験、選挙時期になると参拝客が沢山です。

写真はお地蔵様と全景と向かって左側に湧いてる清水です。

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あ、ボールに清水が入っているんですね」

「そうそう。そうなの。いつも一所懸命に参拝してくださるのでね、今日は暑いから、蝋燭省略でもいいわよ~~~って、喉の奥から出そうになる~うはは。けど、我慢のいい子なのよ。わたし」

「そうだったんですね。やっぱりお地蔵さんって苦労もい問わないのですね。素晴らしい」

「だってね。こうやって、蝋燭を上げてくれて、例えば、志望高、おかげ様で受かりました~なんて、頬赤らめてきてくれると嬉しいじゃない?あ、それに受験シーズンの真っただ中って、ほら、冬でしょ?冬の場合は蝋燭の炎が暖かかく、体を温めてくれるから、お互いの利害関係がいい感じなの。で、私も温めてくれてありがとうって、宇宙に念を飛ばしやすいかな?」

「ま~そうなんですね。じゃ、選挙の時、今回都知事選7月5日だから、もし、都知事候補、22名が一斉にお地蔵さんお参りしたら、『あっちち、あっちち』の郷ひろみみたいな~ですかね?」

「あはは。面白いこと言うわね。ま、東京から秋田の美郷町まで祈願には来ないと思いますがね、、、一時期、コロナの影響で新学期を4月から9月に変更の話が持ち上がった時には、寒気がした。う~熱くなりすぎる~。脱水になちゃう~って」

「熱くなりすぎるって寒気するって、面白いこといいますね~お地蔵さんも~」

「あら~そっかな~」

「けど、本当に秋田県って水がいいですよね~」

「うん。けど、地元自慢を存分にしたい所だけど、全体を見まわすと、日本は全て水の国なのよ~」

「お地蔵さん、素敵な方ですね。普通だと、おらんとこ、一番ってなっちゃうのに~。俯瞰していらっしゃる」

「だって、本当のことだからね」

「実は私、今東京ですが、東京も結構ちゃんと自然を大事にしている感じしてきてます」

「そうなのよ。コロナで身近な所を見つめなおすと、案外、都会でも里山文化を築けると思うでしょ」

「はい。この間伺って深大寺のあたりは本当に水の国。里山を築けると思いました」

「そうなのよね。今、つくづく大事なのは身近な所の強味を理解して育てることじゃないかな?あと、自分の体と心のメンテナンス。免疫をあげることね」

「ですよね~。で、免疫力あげるのに、ストレス解消が大事って言われるじゃないですか?」

「そうね~」

「で、勝也さんと相談して、いいものをお土産に持参しました~」

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「じゃん。ニテコサイダー」

「うわ~しゅわっと、ですね~」

「はい。ですが、もっと、いい感じに~~~」

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「ニテコサイダーと練乳入り、上にちょいと三関のサクランボのっけの、かき氷です~~~」

「うわ~~~~」

「どうぞ、召し上がってみてください」

「いいの?」

「もちろんです」

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「では、遠慮なく。わ~はじめて~~~」

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「く~冷たい~。眉間の上がしびれる~~~~」

「あ、あわてないで、ゆっくり食べてくださいね~」

「はい。わ~わ~わ~冷たくって甘くって、サイダーでシュワットで、美味しい~~~~」

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「あれ~お地蔵さ~~~ん、シルバーシュワシュワバージョン~~。消えないでくださいね~~~」

「あまりに美味しくって消えちゃいそうです~~~」

「あはは、消えちゃうと、私、町の役人さんに、お地蔵さんをどこにやったって言われちゃいます~」

「かき氷食べたら、シュワッと美味しすぎて消えちゃいました~って言っていいわよ~」

「いや、それはいけません。受験生や選挙の候補者さんが、困ります~」

「そうね~~。じゃ、なんとか・・・・」

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「あ、熱いの我慢バージョンに戻ってくれた。ふ~」

「ほっとした?」

「はい~」

「でも、本当に美味しかった~やっぱり美郷の水の氷とサイダー、最強だわ~」

「やっぱ故郷一番ですかね?」

「はい。美郷の水が一番です」

「ま。正直ですね~」

「はい。そんなものですよ」

「がははがはは~」

と笑って終わって良かったです。

消えちゃうんじゃないか?って焦りました。


皆さんも梅雨空でちょっと肌寒かったり、ピーカンで汗だくだくだったりのこの時季ですが、

消えない程度にシュワシュワを生活に取り入れて、この夏を乗り切りましょうね~。

今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

私も描けて良かったです。

毎日更新を今日もできて、幸せです。

ありがとうございます~。


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