歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.122いにしえの力温泉で癒されるの巻
おはようございます。今日は曇りの板橋区です。
さっきまで強い雨が降っておりましたが、現在は静か。そして小鳥がちゅんちゅんと鳴いている音が聴こえ、最高にいい感じです。ありがとうございます。
昨日ははじめて、武蔵小山駅まで行ってみました。東急目黒線は三田線と直通になっていて、すぐに行けるエリアであるにも関わらず、なぜか、この歩き地蔵をはじめた頃には興味がなかったのですが、目黒不動尊の取材でお不動前で降りて、町をぶらぶらしてから、このエリアに感じる古(いにしえ)力に興味が湧いてきて、昨日は一駅先の武蔵小山駅で降りました。
いい街でした。
商店街がめっちゃ大きい。
上に貼った武蔵小山の情報サイトから
江戸時代、この一帯は畑や竹薮、雑木林が中心の様相だった。東海道品川宿への利水として玉川上水から分かれた品川用水が通され、この用水に沿って集落も増えた。この頃の庚申塔がいくつか遺されている。この地の北に不動明王を祀る龍泉寺(現・目黒不動尊)、西に仁王像を祀る円融寺といった名刹があり、品川宿から参詣道(碑文谷道)がここで分岐したため、参詣客でおおいに賑わった。ここには、後に信仰を集め現在も残る地蔵堂(朝日地蔵)や道標があり当時を偲ばせている。この分岐点は「武蔵の辻」「煤団子の辻」などとも呼ばれていた(現在は「表通りの地蔵堂の後ろの土地」に由来するという後地交差点(うしろじこうさてん)として名をとどめる)。しかし、通りを離れると大正期あたりまでは閑散としており、大正12年では今のパルム商店街のある場所は幅2mほどの小道で、周りは畑ばかりであったという。この頃まで、目黒不動から碑文谷一帯は、江戸・東京市中で出回る筍のほとんどを産していた。
やがて、洗足田園都市開発のため、渋沢栄一設立による田園都市株式会社の鉄道部門:目黒蒲田電鉄(現:東急目黒線と東急多摩川線)が通されることとなり、1923年(大正12年)3月11日に後地の地の西側に「小山駅」が開業し、翌年「武蔵小山駅」に改称。関東大震災以後はこの駅を中心として「武蔵小山」と呼ばれるようになり、爆発的に人口が増加した。第二次世界大戦中は商店街から満州へ移住する者もいた。大戦末期には東京大空襲の被害を受けた。
戦後は駅の南側や東側の区画整理が進み、街路が碁盤の目状となっている。
歴史背景をとても分かりやすく説明してくれている文章に出逢って、今朝は幸せ。
こんな背景があるとは知らずに武蔵小山の朝日地蔵尊さんめがけて歩きました。
途中お腹が空いたので、どこかで食事と思い、お蕎麦屋で天ぷらそばを食べました。
実に醤油の色濃く、鰹節の香り満載の江戸の蕎麦って感じ。これに小さなご飯もついて650円。最近、食欲旺盛でペロッと完食。
体が塩っけを欲しがってたので、美味しかったが、汁は全部は飲まないで、ちょうどいいあたりで、ご馳走様!
そしてちょっと暑苦しさもある中であったけど、とぼとぼと・・・歩くと!
お堂が見えた。しかも、大手スーパーLIFEの隣なのね。
上の説明文にあったように、
右に目黒不動尊
左に碑文谷仁王尊と記載されている石標がどどんと立っている。
しかし、現在は道路改修工事で右と左が逆になっているというのも、面白い。
それで、
わたしは、
朝日地蔵尊さんを参拝し、
辻といわれていた交差点の先にある温泉に行ってみた。岩盤浴も一緒にしたので、1400円かかったけど、温泉だけだったら、普通の銭湯と一緒で470円で入れる。
石鹸は設置されてなかったが、行くときに、いつも使っている牛乳石鹸がいいので石鹸箱に入れて石鹸を持参し、助かった。板橋にも温泉はあるのだけど、ここの泉質、なんかいい感じ、って話をお地蔵さんと語りましたので、ここからはお地蔵さんに出ていただきますね。
よろしくです。お地蔵さ~~ん
「はい。おはようございます」
「おはようございます。お地蔵さん」
「今朝の調子がどうですか?」
「はい。実は温泉の効用なのでしょうか?いつも痛い右の腕が今朝は調子がいいのですよ。昨日、右の腕が痛くて、洋服の脱ぎ着も思うようにいかなく、、、、本当に慎重に慎重に洋服をお風呂あがってから、着て、あ~私も年取ったな~。だめだこりゃ、って、少々落ち込み気味だったんですが・・・今朝、起きたら、痛みがあまりない。前は寝てても、右の腕が痛くて目が覚めてたんですが、夜、その痛みで起きることは無くって、よく眠ったし、洋服も軽々と着ることがでたのですよ~。すごい、びっくりしているんです」
「それは良かった。あの温泉はえっと、僕もネットで調べれるから調べるね~
愛と根性の温泉なんだよね。大正13年の創業当時は銭湯だったんだよね。その後、家風呂文化になって、銭湯不況になって、それで一念発起して、温泉を掘り当てるんだ~。それがはじめの温泉で黑湯ね。次に三代目がまた、温泉を掘り当てる。それが黄金の湯なんだね~」
「黄金の湯、私、とても気持ち良かったです。あと、岩盤も。正直、私、秋田出身で、秋田って温泉豊富で温泉王国なのね。だから、東京の温泉っていいのかな?みたいな偏見があったのね。けど、ここの黄金の湯、いいわ~」
「うん。
ここにも泉質の説明が載ってるね。銭湯の値段で入れるってのがいいね~」
「そうなんです。いや、本当に良かったので、宣伝マンみたいになっちゃって、、、今日も行きたい位です」
「行くといいよ」
「はい、今日、仁王様を参拝して朝日さんも参拝して、もう一回銭湯の料金で温泉に行ってこようかな?毎日岩盤に入りたいところだけど、贅沢そんなにできないしっと」
「いい感じにやってみたらいい。shibuが体が軽く明るい顔してくれると嬉しいよ」
「ありがとうございます」
「うん」
「えっと、本当は、今日、書けるかな?って起きたての時は思ったのね。毎日、更新ってできるかな?って」
「そうだったの?」
「けど、右腕が痛くなくって、洋服をすんなり着れたとき、あ、奇跡が起きているって~めちゃ、心が晴れた。人って痛みがあるとないとでこんなにも違うものなんだね~。それで、この話題なら書ける!って、みんなにも喜んでもらえるって思ったの~」
「良かった。武蔵小山に行ったけど、全然つまんなかった~って思われないで、良かったよ~」
「はい、あ~なんか、生きるっていいですね~」
「うん。だよ~だよ~」
「あ、お地蔵さんに、今日は昨日の夜に作ったスクランブルエッグが簡単だけど美味しかったので、食べていただきたいんですけど?」
「え、スクランブルエッグって何?」
「ん~と、簡単にいうと炒り卵かな?」
「あ、炒り卵ね。ママは僕、小さい時、良く作ってくれた」
「そうなんですね。私も一番はじめにガスとか使ってもいいよって母に言ってもらって、作ったのが炒り卵。卵、箸でぐじゃぐじゃするだけで固まるし、美味しいし」
「うん。あ~懐かしいな~」
「はい。昨日、私が作ったのは、卵5個と岩塩とバターだけの炒り卵なの」
「ふわとろって感じだね~」
「はい。お地蔵さん食べてみて~」
「うわ~。僕のお母さんの味とは違うけど、懐かしいな。それに岩塩とバターって卵に合うんだね~。美味しい」
「やっぱ泣ける?」
「うん。やっぱ美味しいって素敵だ。シンプルな味に感動してね。泣けてきた~」
「お地蔵さんって皆さん、本当に素直な感性を持ってらっしゃる」
「そうかな?」
「はい。そうなの。だから、私、歩くのやめられないし、毎日更新できてしまってます」
「そうなんだ~いい縁になれて良かったです」
「はい。ありがとうございます」
「今日も私に会いにくる?」
「うん。そのつもりかな?」
「たのしみ。待ってるね」
「はい。ありがとうございます」
と、言うことで武蔵小山周辺がめっちゃ面白いな~と思う私です。
本日の吉方角も南なので、ちょいっと、散歩して、もしかしたら、温泉も~~~。
はい。前向きに行きましょう。
いや、生きましょう。
今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
皆さんにとっても素敵な一日でありますように。
ありがとうございます。