歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語 VOL.17渋谷のマグマ大使
こんにちは。お陰様で17回目を書くことができました。ありがとうございます。昨日も暑い東京でした。若者の半袖姿が目立ちました。歩き地蔵shibuは、こんな時こそ、血の巡りをよくして、汗どんどんかいてしまおうと、下着を何枚も重ね着して(ババシャツとかババシャツとか、またまた、ババシャツとか~~笑)出かけました。
今回のご紹介するお地蔵さんは牛窪地蔵尊というお方です。私眠る時に、明日はどのエリアのお地蔵さんがいいかな?と方角と体調と天気と自分の好奇心とある意味、自分の頭の中でのデーターを駆使し「自分が楽しいイメージで取材の時間いただけますように」と思って眠るんですね。
それで何件か候補上げてたのですが、この牛窪さん、夢に出てきてくれて、「今でしょ。今、今来てね~」って言うのですよ。
で、「はっ」って。
「そうか、今か」って。
そして再度、ネットでよくよく見ると、昔「疫病がはやった時に牛窪地蔵尊にお願いしたら、流行が治まった」といった感じの情報が書かれていたことに気がつきました。
それで、
「あ、コロナ流行が治まるように、お願いに行かねばなるまい。今しかない」
と、行ったわけなんです。
では、ここでご登場いただきましょう。
と言いたい所ですが、今回は意表をついてマップから。
なぜ、マップから?
つまり、かなり迷いました!まず、渋谷から井の頭線エリアの土地勘がないし、いつも頼りのGoogleマップが到着しました!と言ったはいいが、工事中だったので、あれ??
もしかしたら、
引っ越しした?
壊された?
間に合わなかった?
もろもろ、心は動揺しました。
まず、ぐるっと回ってみようと工事中現場の陰に行くと小さな公園がありました。かわいい公園でしたが、やはり、親子連れで賑わってました。そして再び、グーグルマップ君に聞いてみました。
「左に曲がってください」
「はい」
「右に曲がってください」
「はい」
「お疲れ様でした。目的地に到着しました」
「ん?」
すると
なんと立派なビルのようなお堂が出てきました。なんてたって鉄筋コンクリート製。地震が来ても大丈夫なんだもん。耐震構造検査もクリアだぜ~(本当はどうかわかんないけど)って言ってるみたい。
「ここ、ここだから。お~い、うっしーはここにおるぞ。待ってたんだから~~早く早く」って聞こえるので、
「あ、はい。すみません。迷っちゃって。あ~良かった。お会いできた」
って
お会いしました。
じゅわん~って感じに牛窪地蔵尊さんはいらっしゃいました。
「あ、やっと来てくれた。良かった。来てくれて。あ、僕ね、牛窪地蔵尊。本名、倒臭いから、ウッシーって呼んでね」
「ウッシーですか?」
「そう、ウッシー。みんなにも、そう呼んでもらっているんだ」
「じゃ、ウッシー。あの、正直びっくりしました。このお堂、立派ですね」
「ま、立派というかね、僕ね、こう見えてもね、パワーあるんすよ~。結構すごいのよね。でさ、暴れん坊みたいな時期もあったのね。と、言うのはさ、このあたりではさ、江戸時代はさ、死刑はあったりでさ、大変だったのさ。その悲しい死に方した霊君がさ、大人しくできない時もあるわけよ。だってさ、無実だった場合もあったしね。無念な気持ち残ってね。ま、江戸時代だしね。で、霊が暴れると住民は僕に祈願しに来るのさ。するとさ、僕のパワー偉大なんで、ぽぽぽいって、霊君もあっちの世界に行ってくれるようにしてたのね」
「ふむふむ。けど、渋谷区の看板にはただ、窪地だった位しか書かれてないですね~」
「そりゃ、そうさ、役所さんの仕事だもん。しかも死刑があったなんて噂あると人が住み着いてくれないだろう」
「そっか~」
「役所もイメージ戦略っていうの?それ大事にしているみたい」
「ふ~~ん。けど、なんだか立派すぎるお堂に安置されてるみたい」
「だからさ、すぐ走れるようにすると、何か問題あるとでかけちゃうから、そうやっちゃうと人間のポリスさんとか裁判官さんと保護観察官とか、あと児童相談所の職員さんとかもいらなくなってしまうでしょ・・・」
「うん」
「ある意味、もう人間の力ではどうしようもない時に、ここから出動するようにしてもらったの」
「わ、そうなんだ」
「でさ、今、コロナ流行っているでしょ。日本はまだ、いいけど、イタリアなんか、すごいじゃない。で、僕にコロナの静まりを祈ってくれたらさ、世界中の地域の神々に繋げてさ『みんな~一緒になっぜ~て、コロナにいろいろ教えてくれてありがとうの祈りを捧げようぜ~』ってこと言えるわけよ」
「そうなの?あっち行け、じゃなくって、ありがとうなの?」
「そうさ、人に手をしっかり洗えとかうがいをしっかりしろ、とか、教えてくれてありがとうなんだよ。するとさ、コロナもわかってくれたって、去っていくんだ」
「そうか~。なるほどね。あ、ウッシーってさ、誰かに似てるって言われない?」
「うん。言われる。キアヌ・リーブスに似てるってしょっちゅう、言われる」
「え、外国人?しかも、、、、イケメンじゃなくって、、、ほら、うんと、昔のヒーローロボットの原点みたいな」
「あれだろ」
「そうあれ~~~そ、そ、そ~~~マグマ大使」
「あ、そうっさ、マグマ大使は僕の玄孫なんだ」
「そうっか~」
「ちなみに大魔神って知ってるか?」
「知ってる、埴輪顔が怒るとすごいパワーで悪と戦うやつでしょ?」
「結構、昔のこと、知ってるね。若いね~ちゃんだと思ったけど、案外おばさんなのか?」
「失礼な、まだまだ、歩けるし、ガンもこれで克服しようと前向きなんだよ」
「わかっているって、冗談冗談」
「あ、で、大魔神は僕の従兄の兄さんなんだ」
「ほほ~。そういえば、似てる」
「だろ。な。悪に立ち向かう奴ってさ、普段は大人しくしているの。けど、ここ違うんじゃないか?って時には全パワー使っていくのね。考えて考えてタイミング見計らってね」
「そうなの」
「でさ、コロナに関しては、今なんだ。ちゃんと祈ることして、手洗って、うがいして。美味しくご飯を『いただきます』と天からの恵みに感謝していただき、お風呂に入った時には『私の細胞さん、今日もは働いてくれてありがとう』って感謝して、眠る時には『私は眠りますが、細胞さん、私が眠っている時にも働いてくれてありがとう。明日もよろしくお願いします』って言って活動していけば、コロナ君もわかってくれたって、いなくなるんだよ。shibuはnoteでそのこと人に伝える役割がある。だから、当分死なないから、大丈夫さ」
「そう?なんかウッシーに言ってもらえると、本当にそう思える。ありがとうウッシー」
「うん。さ、結構今日も歩いたんだろ。気を付けて帰りなよ」
「はい」
と言うことで、ウッシーに「コロナちゃんバイバイ願いします~~」って心を込めてお願いしてきました。
おまけ 今日のご褒美
ウッシーから帰る時は、バスを利用し、渋谷駅まで出ました。渋谷は外国人は少ないけど、日本の若者でごった返してました。
まったく「平和」だと思いました。
お昼食べないで歩いてたのと、スマホの充電切れそうなのだったので、カフェでクッキーとコーヒー、スマホと自分に充電っと立ち寄りました。
大きな机の角の一角で、とても分かりやすい物語風になっている法華経の現代語訳を読みながらのんびりして、周囲を見渡すと、結構日本の若い男女たちがそれぞれ真剣にカフェと言う喧噪の中でも集中して勉強している姿が目に着きました。
日本の未来は
「大丈夫」
って思いました。