電気の単位「W」と「kWh」の違いってみんな知っている?しっかりと理解しよう!
電気を使うときに出てくる「W(ワット)」や「kWh(キロワットアワー)」って、なんだか難しそうに感じるよね。でも大丈夫!今回は、この2つが何を表しているのか、簡単にわかるように説明するよ!
「W(ワット)」は電気の力の強さ
「W」は、電気を使うときの力の強さを表しているんだ。たとえば、同じような電気の力を持つものに、水の流れる速さをイメージしてみてね。
水道の蛇口を少しだけ開けると水がチョロチョロ流れる
→ これは「力が弱い」状態。たとえば10Wくらい。蛇口を全開にすると勢いよく水が流れる
→ これは「力が強い」状態。たとえば1000W(1kW)くらい。
だから、「W」が大きいほど、たくさんの電気を一度に使っているってことなんだ。
「kWh(キロワットアワー)」は電気を使った量
一方、「kWh」は、電気をどれだけたくさん使ったかを表しているよ。たとえば、「水をどれだけバケツに溜めたか」を想像してみてね。
蛇口からチョロチョロ水を出して1時間溜めたら、少しの水しか溜まらないよね。
→ 電気の「量」も少ないよ。蛇口を全開にして1時間水を出したら、バケツにいっぱい水が溜まるよね。
→ 電気の「量」もたくさんになるよ。
だから、「kWh」は時間と力の組み合わせで決まるんだ。
もっと具体的な例を出してみよう!
例1:ドライヤーと電球
ドライヤー(1000W)を1時間使うと…
→ 1kW × 1時間 = 1kWh電球(100W)を1時間使うと…
→ 0.1kW × 1時間 = 0.1kWh
つまり、同じ1時間でも、ドライヤーは電球の10倍の電気を使うことになるんだ。
例2:電気代
電気の使った量「kWh」に応じて電気代が決まるんだよ。たとえば、1kWhの電気を使うと25円かかるとするね。
ドライヤー(1000W)を1時間使ったら…
→ 1kWh × 25円 = 25円電球(100W)を10時間使ったら…
→ 0.1kWh × 10時間 = 1kWh × 25円 = 25円
ほら!ドライヤー1時間と電球10時間で、使った電気の量と電気代は同じになるんだよ。
簡単なまとめ
「W(ワット)」は電気の力の強さ!
→ 水の流れる速さみたいなもの。「kWh(キロワットアワー)」は電気を使った量!
→ 水をバケツにどれだけ溜めたか、みたいなもの。
これを覚えれば、電気の仕組みがもっと身近に感じられるはずだよ!お家でどのくらい電気を使っているのか、ちょっと考えてみよう!