出球管理の重要性

皆さんこんにちは。
さて、前回予告通りちゃんと連続性をもって記事を書きますよw

先週の記事はこちら

新しいギア買いましたよという内容なのですが、最近の練習についても少し触れていたのでそれについて書いてみたいと思います。

出球の管理の重要性

前回書いていたことの一つが出球の管理です。
まず、出球の管理とは何か、出球管理の重要性について書かせていただき、具体的な出球管理に関する練習方法という流れで書かせていただきます。
(追記:記事を書いていて壮大なボリュームになりそうなので具体的な練習方法は次回にさせていただきますw すみません。。)

出球管理とは

出球とはボールが飛び出す方向とご理解ください。
厳密には3次元で高さも加味したいですが、まずは上空から見た場合の左右の打ち出し方向という点でご認識置きください。

引用:https://www.golfista-fs.com/blog/2020/11/04/1-70/

この画像のようなイメージでインパクト直後にボールが左右でどこに飛び出していくかという観点ですね。
この出球をコントロールしていくことがスコアメイクの観点でかなり重要だということが本日お伝えしたいことです。

なぜ出球管理が重要か

では出球管理が重要な理由についてですが、これは出球管理がコースにおいて大ミスを防ぐ最も重要な要素だと考えているからです。

まず、大ミス(OBやワンペナ等のペナルティエリアからグリーン周りの外してはいけないエリア)を防ぐことがスコアの大崩れを防ぐために重要だということは疑いようもないことかと思います。
そして、そのゾーンに飛んでしまう要素、つまり、自分が飛ばしたいターゲットエリアから大きく外れてしまう要素としては大きく以下の3点があるかと思います。
①アライメントのミス
②出球のミス
③球の曲がり方向のミス

上記の①~③はそれぞれ独立しているわけではなく関連性があり、どれも非常に重要な要素なのですが、①アライメントについては過去に記事にしているので正しくアライメントをとる具体的な方法を知りたい方はこちらをご覧ください。

①アライメントを(それなりに)正しく取れるようになったら、あとは②・③になります。③は毎度おなじみDプレーン(新飛球線)理論になりますが、フェースアングルとクラブパスによって算出されるフェーストゥパスという数値を意識することが重要です。

②出球をイメージ通りに出すために最も必要な要素はフェースアングルで、③球の曲がりを決めるのはフェーストゥパスという概念です。

皆さんクラブパスを変えるべく普段練習では意識されていることが多いのではないかと思いますが、意外と出球を強く意識して練習されている方は少ないように思います。(もちろんクラブパスを変える練習も非常に重要です)

クラブパスを変える目的も、ドローを打ちたいとかフェードを打ちたいとか球筋を変えたいというものかと思いますが、これは結局インパクト付近でフェーストゥパスを変えたいということである、と言い換えることができます。
この際に、フェースアングルとクラブパスのどちらが変数として変えやすいかという観点でいうとフェースアングルなのです。

上記を簡単に以下に整理してみました。いかがでしょうか。

球筋を変えるというのはフェーストゥパスを変えるということ
フェーストゥパスを変えるにはフェースアングルを変えるほうが簡単

さらに出球管理が重要だと考える理由を深堀りますが、大ミスはほとんど出球が自分のイメージより大きくずれることにより発生しているといっていいと思います。
上記に関連しますが、大ミスになる直接的な原因は逆玉(曲げたい方向の逆が出る)かつ、その幅が大きい(つまりチーピンや右プッシュスライス)ということに大体集約されます。
これはフェーストゥパスの大きな乱れと出球の大きな乱れ、つまり、フェースアングルの乱れ=出球管理ができていないということになります。

だとすると、出球管理に意識を集中し、かつ、具体的な出球管理の感覚を持ち合わせていることがラウンド中の意識としては超重要だということになります。なぜならその日の調子によって実際に練習場とは違う球が出ることは往々にして発生し、その際の引き出し(右に出るなら左に出す、左に出るなら右に出す)の数と再現性によって修正が可能であり、ひいてはそれがスコアメイクにものをいうという結論になるからです。

ここまでつらつらと書いてきましたが、出球管理を重要だと考える理由を以下にまとめます。

  • スコアメイクには大ミスを防ぐことが重要である

  • 大ミスの原因は大きく①アライメントのミス、②出球のミス、③球の曲がり方向ミスの3つがあるが、出球を大きくミスることによるチーピン・右プッシュスライスに集約される

  • なぜなら、チーピン/右プッシュを防ぐために必要な要素はフェーストゥパスと"出球"つまりフェースアングルであり、さらにフェーストゥパスを構成するフェースアングルとクラブパスの2つの要素があるが、特にフェースアングルが変数として大きいから

  • つまり、出球と球の曲がりを決めるのに大きな要素はフェースアングルであり、この出球=フェースアングルを管理することは最重要項目の一つといえる

  • フェースアングルによって出球管理を意識して練習している人はあまり多くなく、ここを意識して練習し引き出しとして備えることで大ミスが発生する確率を大きく下げることが可能であると考える

こんなところでしょうか。出球管理の重要性を言語化するだけでも結構自分の中で大きく頭が整理されましたw

ちょっとボリューミーになってしまったので、次回は「具体的な出球管理を身に付ける練習方法」をご紹介したいと思います。
それでは。

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