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【読書記録】名探偵のままでいて/小西マサテル

みなさんこんにちは〜🍁
おひさしぶりの1記事まるまる1冊の読書記録です。

今回は小西マサテルさんの「名探偵のままでいて」を読みました。

7月くらいに図書館で予約、最初に借りれるようになったのは9月下旬でした。
読み切る前に一度図書館に返して再予約、11月に順番が回ってきて読み終えました〜!
長かった〜!

このミステリーがすごい!大賞を受賞しているのもあって人気作品のようです。
おなじく7月に続編の「名探偵じゃなくても」も予約しましたが、こちらは順番が回ってくるまでにもう少し時間がかかりそう。

🔍 ミステリーは読まず嫌い

実はいままでミステリーにほぼ触れてこなかった人生でした。
小説も映画も。

人が死ぬor殺される・事件に巻き込まれる作品をはじめ、ホラー・医療・刑事モノなど、血が出たり怪我させられたり、明らかな悪役がいる作品をできるだけ避けてきました。

だって怖いから(単純)
怪我させられるシーンとか見ちゃったら体の同じところがぞわぞわっとする感覚になる。

「ONE PIECE」とか明らかにファンタジーだったり「名探偵コナン」とかは見れるけど、実写は苦手だし小説もわざわざ選んできませんでした。

一度だけ読んだことあるのは、学生の時に買った「プシュケの涙」

これは文庫版の表紙がきれいで惹かれて書いました。読んでみてからミステリーと知った作品。

🔍 今回ミステリーに挑戦できたのは

この「名探偵のままでいて」はnoteを始めた頃にお友達に勧めてもらいました。

おもしろいよと紹介してもらったから、せっかくなら読みたい!と思って調べてみたら、これまた表紙がきれい!
これがもしよくあるミステリー作品のように真っ暗な表紙だったり、人物に影が落ちてたり、薔薇の花一輪落ちてたりしたらちょっとおじけついていたかもしれない。

改めて書くととっても単純な理由。
もちろんあらすじも少し読んで読むことを決めました。

🔍 あらすじ

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻す。そんな祖父のもとへ相談を持ち込む楓だったが、やがて自らの人生に関わる重大な事件が……。

🔍 読んでみて驚いたこと

ミステリーに慣れてる方なら「そんなこと?」ってなるかもしれないけど…。

ミステリー初心者の私が驚いたことは「図解があること」でした。

事件が起きた時誰がどこにいたか、扉はどこか、通り抜けられる道はどこかがわかるように配置図のようなものが載っていました。

私が普段好んで読む小説には図は出てこないので、大袈裟ですが「えぇ〜!?」となりました。

でも、図があるおかげで文章だけでは伝わりにくい情報も一発で理解できました。
たぶん文章だけだと「どこが謎めいた事件なのか」というところも理解できずにただただ物語に引っ張られていたと思います。
理解して、一緒に事件の謎について考えながら読み進めることができたので、置いてけぼりにならずに済みました。

🔍 登場人物の恋模様が気になる

⚠️以降ネタバレを含みます。

主人公の楓、同僚の岩田先生、岩田先生の学生時代の後輩の四季くん、主人公のおじいちゃんが主な登場人物で、他にも事件に関与する人が何人か出てきます。

この物語はミステリーといいつつ、楓の恋愛模様についても目が離せません。

年下の同僚の岩田先生は楓に思いを寄せているけど、楓は気づかないようにしている?様子。
四季くんはどこかつかめないような感じがするけど、思いを伝える時はまっすぐでした。

岩田先生も四季くんも、とっても魅力的です。

ですが、この物語では、楓はどちらとも結ばれずに終わります。
とってもじれったい。
でも、ラストで楓がおじいちゃんに「好きな人ができたの」と打ち明けます。

えっ…!!

えぇっ…!!!!

どっちなの!はやく教えてよ!!

読み終えた時の気分は、ミステリーに対しての感想より、楓がどちらと結ばれるのかはやく知りたい!!続編をはやく!!!!という気持ちでした。

「名探偵じゃなくても」で明かされるのかな〜。
気になる…。
私の予想は彼だと思うけど…どうなるのかな。

🔍 ミステリーとしては

ミステリー初心者なので、評価するのはとても難しいですが、読みやすかったと思います。

ひとつの事件をずっと追って行くわけではなく、短編集のように1章につきひとつの事件があり、毎回解決していく。
という流れが6章まであるという構成でした。
(5〜6章はちょっと続いているというか、5章までで6章の伏線を含んでいると言う感じ)

それが重たいミステリーでなくライトな感じで読みやすい。
殺人事件もひとつありましたが、失踪事件や謎解きのような章もあり、むやみやたらと人が死んだりしないのもよかったです。

最後の5〜6章はおもしろくて、借り直した時に一気に読んでしまいました。

🔍 おわり

この作品をすすめてくれたお友達に「ありがとう〜!」の気持ちです。
ミステリー読まず嫌いだった私の世界をすこし拡げてくれました。
重めなミステリーはまだ身構えてしまうけど、ライトなものならこれからも挑戦できそう!

ひとまずは続編がとっても楽しみです。

それでは、またね〜👋

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