
故郷・浜松
久しぶりに浜松市所在不動産の鑑定依頼を受けた。浜松は私の故郷だ。
故郷を車窓から見る景色で細かく描写してみたい。
まずは西から浜名湖付近の風景に注目したい。
JR東海道線「新居町駅」を東へ進み暫くすると様相が一変する。「弁天島駅」にさしかかる辺りだ。
浜名湖が見えてくる。パッと広がる開放感、とにかく空が低い。視界の広さ・明るさを肌で感じる瞬間が心地よい。前方に青い空、右手に波しぶきをあげる海、そして左手に透明感ある浜名湖を臨み、それら三者の風景が目に鮮やかに映る。
巨大パノラマの完成だ。この風景にはただ絶句するしかない。太陽が眩しく輝き、七福神の一人・弁財天様が舞い降りてきそうな、そんな雰囲気を醸し出している。
更に東に進み「浜松駅」を過ぎると列車は天竜川にさしかかる。流れが速く昔はよく氾濫した暴れ川だ。川幅が広く橋を渡る間その勇壮な姿に思わず見入ってしまう。私の好きな一級河川だ。
ヤマハやスズキ、ホンダなど世界に名立たる企業も多い。一方、浜名湖のほか、日本三大砂丘の一つである中田島砂丘もあり自然にも恵まれている。
近時北部の街と合併し、浜松市は人口・面積ともに静岡最大の巨大都市に生まれ変わった。これからの更なる発展に大いに期待している。