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舞鶴に一人佇む
舞鶴経由で天橋立を目指す。
仕事にせよ、この地を訪れることができた幸せを実感する。
車窓からの絶景を眺める。
申し分のない鮮やかな青色、空と海が繋がって見える。
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車窓から人々の営みを眺めてみる。
建物の軒が低く、ミニチュアの世界を見ている錯覚に陥る。
それに引き換え山間部を縫ってえぐっていく車窓からの眺めは違うのだ。
人間の作った造形物の小ささに比べ、自然は大きすぎる。自然はやさしく語りかけてくれるが、特に猛威を振るい襲い掛かってくる。森はうっそうと茂り、人の一生に比べ木々は何百年と超越した営みを続ける。
確かに山々の木々の躍動には驚かされる。そして、広大な自然の手のひらの上で生かされている人間の非力さをつくづく思い知らされ無力感に苛まれる。
突然、車内から外国人の楽しそうな会話が聞こえてきた。中国語のようだ。現実に引き戻された。
ああ、天気がいい、調子はいい。仕事は順調、旅は続いていく。
![](https://assets.st-note.com/img/1708227172843-ZsDt1QJPF6.jpg?width=1200)
自衛隊軍用港、原発基地、いろいろ課題もあるが人々の営みも共存する。
ただただ、平和で豊かな世界の存続を願うばかりだ。