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価値は反対の特徴の交差点にある?みほちんさんインタビュー🎤📝

さて今回は株式会社LX DESIGN様でコミュマネ兼ライターをされています
「みほちんさん」をインタビューさせて頂きました!
普段はX(Twitter)のSpaceで働くを楽しむ方のインタビューを「Calling Space」と題して音声配信しているのですが今回はnoteの記事書下ろしです。



八巻美穂(やまきみほ)さん 取材ライター/コミュマネ/広報

Giveの精神が【反対の特徴を共存・昇華】させている

まずはみほちんさんの魅力を一言で書いてみます。
「Giveの精神が反対の特徴を共存・昇華させている」です!
「ライター兼コミュマネ」というハード情報に上記が既に表れています。

ライターは題材を自分というフィルターを通すことで、
文字にしていく言わば自分との対話を価値に変えていくお仕事です。
一方コミュマネは沢山の人・プロジェクトを管理していく
一対多数の関係性・折衝を価値に変えていくお仕事です。

ライターとコミュマネをご自身の知人に依頼するつもりで考えてみると
恐らく適任者は別の人になるのではないでしょうか。当のみほちんさんは「ライターとコミュマネの取り合わせ珍しくないですか」と僕が問いかけた時、初めて思い至ったような反応でした(笑)。みほちんさんは奇をてらったわけでも、狙って似ていない特徴を取りに行ったわけでもなく、ご自身の意思を貫き進むべき道を開拓してきた結果「自然に」今の姿になっていったのです。

良いサービスは「安くて旨い」や「速くて丁寧」のように反対の特徴を人の力で一つにしているところに生まれると思います。みほちさんはGiveの精神を軸に一人の人間の中に真逆?とまではいかないまでも一人の人間が持つことが難しい幅の種類の特徴を手に入れておられます。これが魅力の源泉なのかなと思いました。

【ライター】得意を創り出す

まずはライターの能力開花が先でした。とはいっても最初からライターを目指してたわけではなく商社での海外インターン経験がきっかけでした。
そしてそのインターン中、勤めていた企業の社長からみほちんさんは毎日のブログ執筆を社長に命じられていました。
毎日です。日本語で書くのだとしても大半の人にとっては難しいことなのではないでしょうか。実際にこれは本当に泣くほどに大変なご経験で、友人にテレビ電話で相談しながら、何とか乗り切っていたのだそうです。
ここまでにはライターさんになる気配がないように思えます。

きっかけは毎日書いていたブログを読んだ友人からの言葉でした。
「みほちんのブログ読んで海外留学決めたわ!」という感想を頂いたのです。そしてこの言葉をきっかけに、「自分の書く言葉が誰かの背中を押せるかもしれない!!」明確に「ライター」がみほちんさんの将来にセットされた瞬間でした。

このエピソードと選択に個人的に一番凄いと感じることは涙ぐましい努力と何よりも「Giveの精神」です。あなたは「誰かの背中を押せるかもしれない」と気付いたとして、その為に「泣くほど辛いことを続ける」必要があった時、それをやり続けたいと思えますか。やり続けられますか。
答えが「No」の方が多いのではないでしょうか。実は僕は普段学生の就職支援をしているので、人が最初のキャリアの選択においてどんな価値判断基準で決断に至るのかを日々見ています。そこから言えることはみほちんさんのこの決断は間違いなくGiveの精神が非常に珍しい水準の高さであることです。

さらに加えると、毎日ブログを書いていた時期、続けることがただだけが辛かったわけではないのです。毎日社長に「赤ペン先生」をされて、大量に赤ペンを入れられていたそうです。それも他の社員さんよりも大量にです。
みほちんさんの中で書く力、事象を内省に取り込んで文字に昇華する能力は最初から備わっていたわけでなく「泣くほどの努力」を通じて後から身に着けた能力なのです。そしてそれが誰かの為にのなるのであれば自分の役目だととらえて突き進める。本当に凄い「Give」の人ですよね!

ちなみにインタビューの間、一度も「Giveの精神」らしき言葉は出てきませんでした。国名に民主主義とわざわざ入っているところほどあまり民主主義感がない説のように自然にできる、当たり前のことはわざわざ言葉になって出てこないのかもしれません。きっと「Giveの精神」は、みほちんさんにとって「歩く」とか「笑う」のような基本動作と同等の特徴なのでしょう。

【コミュマネ】生まれながらの資質を活かす

さて次に「コミュマネ」です。ここでみほちんさんの言葉を借りてきます。
「ライターでは一番になれないんです。上手い人は息を吸うように書けます。それに対してコミュマネであれば今からお願いしますと突然言われても多分できます」ライターの能力は生まれながらのものでなく、泥水をすすり沢山の血と汗にじむ努力の結晶でしたが、半面コミュマネの能力は相対的に最初から得意な部類だったようです。しかしそのコミュマネの能力も「依頼されてやってみてから初めて気づいた」とのことでした。

ここからも強い「Giveの精神」を感じます。
ライターもコミュマネもどちらのエピソードもですが、みほちんさんは自分自身についての思考が後回しで常に「相手の為に自分は何ができるか」の思考が優先されているようです。それにしても依頼されてすぐに出来ると豪語できる能力にずっと気付かないまま暮らしてるってなかなかに自分を考えることが後回しですよね。「息をするように文章を書く」と形容したみほちんさんの周囲の凄いライターさんがどれくらいの能力を持っているかは高い解像度で理解しているのにです。ちなみに僕がみほちんさんをインタビューをしている間に僕の強みも見つけてフィードバックしてくださいました。僕からお願いして受けて頂いてるインタビューを受けるその時間すら、相手へのGiveの余地を探してらっしゃるのだなと感動しました。

こんな風に常に「相手の為に自分は何ができるか」というGiveの精神でいらっしゃるみほちんさんだからこそ最初から備わった能力を生かすだけにとどまらず、自分が相手の為になれるのであれば、苦手から始まっても能力を積
み上げるまで歩みを止めずに進むことができておられるのだと思います。

【Giveの精神の根っこ】にあるもの

なぜこのようなことが出来る人なのか。この問いには、みほちんさんご自身はストレングスファインダーの上位に「最上志向」「学習欲」があるからだと仰ってました。僕はここに「相手の良さを見つけてあげる力」も併せて影響していると考えます。ここは完全に僕の想像ですが、みほちんさんは小さい頃から(一番になれないまでも)文章を書くのは得意だったと話されていました。これは整理すると、自分ではなくて他人について、特に友達の良いところを書く文章ならピカイチのうまさだったのではないでしょうか。半面自分のことを書く、さらに自分の内側を掘り下げるは「苦手」だったのではないでしょうか。自分が話す側にいる時ですら相手の良さを見出せるくらいに常に「相手の良さを見つけてあげる」スイッチが入っているみほちんさんです。これがみほちんさんに「次何を学習すべきか、足りていないところはどこか」を示してくれているのではないでしょうか。そこに最上志向と学習志向がなければそれはただ単に自信のなさとして表出するところを、課題や乗り越える壁も成長の過程と捉えれるみほちんさんだからこそ、常に新しく学習し続ける状態が創られているのだと考えます。

実際にみほちんさんとお話している中で最初に思ったことは、とても芯がある一方で時折自信がなさそうに見える瞬間が混ざっているなということでした。「自分の道は自分で選択する」ことがみほちんさんの納得感に繋がる大事な価値観であることが過去の決断からも間違いなさそうでした。その価値観に従いご自身を成長させ、結果人の役に立つ実感を得られてきたので、ご自身の感性と決断への揺らがない芯のようなものを感じました。一方、お話するところどころに「私みたいなポンコツは」のような表現が出てきたり「これで大丈夫かな」と自分に自信がない一面も垣間見えたのです。
「次何を学習すべきか、足りていないところはどこか」を示してくれている学習欲のガイドラインともなっている「相手の良さを見つけてあげる力」が副作用のように同時に、自分の足りない点を示し続けて、クレーターのようにところどころ自信を削ってしまってるのだなという印象を受けました。

まとめ

ということでまとめです。みほちんこと八巻さんは、圧倒的Give意識と行動により、「自分の意思を貫く自信」と「自分の不足を知っての自信のなさ(周りのすごさを理解していること)」を共存させ、
「生まれながらの才能開花」と「後天的な能力開花」を実現し、
「内省を武器にする仕事」と「対外的な折衝を武器にする仕事」を操る
コミュマネ兼ライターへと進化されました。

今回みほちんさんが携わる具体的な業界や企業の情報はほぼ記載しておりません。初めての方には変数が多すぎて、逆に魅力が伝わらないのではないかと思った為です。人となりに絞ったのでこれでみほちんさんの魅力が存分に伝わるのではないでしょうか。反響次第で勝手に今度はそんなみほちんさんがどのような分野になぜ携わっているのか第二弾として発表させて頂きます。

4000字近く書いてまだ魅力が書ききれないとは!それは話してて質問が止まらないわけですね(笑)挑戦を続けておられる方とお話するのは本当に楽しいです!

少しでもみほちんさんの魅力が伝わっていれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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