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一束流Live2Dのあれこれ

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Live2D制作の際に私が心がけていることやコツなどの紹介をしていきます
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記事一覧

一束製Live2Dモデルの特徴とこだわり

この記事では、私(一束)が「どんなLive2Dモデルの制作が得意なのか」「どういうこだわりを持って対応しているのか」についてまとめています。 ご依頼をご検討の際は参考にしていただけますと幸いです。 まず最初に、うちへのご依頼が向いているのは特に以下のようなモデルをお求めの方になります。 そして、うちのモデルの特徴やこだわりをまとめるとこんな感じです。 では、もう少し詳しく説明していきます。 導入モデルに向いている理由いきなりお金の話で申し訳ありませんが、うちのモデル

『Live2D JUKU』での話のさらに裏話

株式会社Live2D様が主催するカンファレンスイベント『alive 2021』のメインビジュアルを担当させていただいたことをきっかけに、先日(11/15)Live2D社さんの公式YouTubeチャンネル『Live2D JUKU』の配信に、ゲストとしてお邪魔してきました。 そこでメインビジュアルができるまでのお話などさせていただいたんですが、私の方でも公開許可をいただけたので、配信での補足をしつつこちらでも改めて紹介させていただきたいと思います。 『alive 2021』メ

【Live2D】Tipsまとめ

主にTwitterで紹介した、ちょっとした小技集です。備忘録的な感じで、今後も増えたら追加していきます。 (1)グラデがある輪郭の口変形パーツについて私は肌パーツ作って重ねる派なんですが、輪郭パーツの口周りにグラデーションがあると口変形の際に口ヒゲできちゃうんですよね。 でもそんな時は、口肌パーツに輪郭パーツを複製してクリッピングするといいよ!というtipsを2種類。 (2)左右対称にメッシュを作成する方法左右対称のパーツに、サクッと左右対称なアートメッシュを打つTip

【Live2D】うちでモデリングする場合の原画データについて

はじめに今回は「一束にLive2Dモデリングを依頼する際に、どんな原画を用意すればいいか」についての解説記事になります。 「絶対にこうしてほしい!」というものではないのですが、「どうすればいいですか?」というお問い合わせが多かったのでそれに答える形です。 ご依頼主様はぜひ作画ご担当の方(以後、作画担当者様)にこちらをご紹介いただければ幸いです。 まず最初にお伝えしたいのですが、私の原則的なスタンスは「パーツの再分割は出来るだけこっちでするよ。でも原画の印象を損なわないよ

【Live2D】違和感のない立体表現を心がけよう

Live2Dデザイナーの一束(いつか)と申します。 この度、Live2D note様が企画されるnoteマガジン『みんなの Live2D LAB』に寄せて記事を作成する運びになったのですが、さてどんな内容にしようかなぁと考えたところ、私のモデルは「自然な立体感」を褒めていただくことが多いな、と感じたので、その辺りのコツや心がけていることを書かせていただくことにしました。 私の思うLive2Dの最大の魅力に、「平面的なイラストを立体的に動かせること」が第一にあります。 モデル

【Live2D】うちのモデルのVTube Studioにおける設定について

私が2021年6月以降に納品したVTube Studio対応モデルの各種設定について解説しています。 とは言え、固有の情報はパラメータの数値ぐらいなので(それもそんなに特殊ではない…と思う)、ほとんどの項目がVTube Studio対応モデル全般と共通していると思います。 1:モデルの読み込み(1)PCの場合 メニューの【人型】アイコンをクリックして、「自分のモデルをインポート」を選びます。 モデルデータを保存するフォルダについて指示があるので、それに従ってください(「フ