一束製Live2Dモデルの特徴とこだわり
この記事では、私(一束)が「どんなLive2Dモデルの制作が得意なのか」「どういうこだわりを持って対応しているのか」についてまとめています。
ご依頼をご検討の際は参考にしていただけますと幸いです。
まず最初に、うちへのご依頼が向いているのは特に以下のようなモデルをお求めの方になります。
そして、うちのモデルの特徴やこだわりをまとめるとこんな感じです。
では、もう少し詳しく説明していきます。
導入モデルに向いている理由
いきなりお金の話で申し訳ありませんが、うちのモデルは性能に対して比較的安価だと思っています。
昨今人気の超高可動域を持つモデルやギミックを多く盛り込んだモデルは制作費が100万円ほどかかることも少なくない(と耳に挟んだ)のですが、対するうちのモデルは20〜30万円が相場なのです。
VTuber活動を始めてみたものの長続きしなかった、そもそもデビューもやめてしまったというケース、実は結構多いです。私も実際にそういう事例をたくさん見ました。
そしてその準備に100万円近くかけていたとしたら、それは結構しんどいですよね…初心者には敷居が高いと感じます。
個人的には最初から理想を全部詰め込むよりも、まずは負担にならない範囲で活動を始めてみて、その中でほしい動きやギミックを見極めてアップデートしていくことを勧めたいです。
そのため、当方のモデルはなるべく導入しやすい標準的な仕様と、アップデートしやすい作り、それらに基づいた価格設定になっています。
うちのモデルのこだわりと仕様
では、次にその導入しやすい金額の理由にも関係してくる、うちのLive2Dモデルのこだわりについての解説です。
冒頭でもこだわりを記載していますが、それがどういうことなのかをより具体的に挙げるとこんな感じになります。
なお、モデルの標準的な仕様についてはHPをご確認いただけますと幸いです。
◆必要十分な可動域
VTuberとしてのLive2Dの使用シーンは、配信や動画で正面を向いて話している構図が多いと思います。すると、モデル自体は顔や体が広く動くように作られていても、それを活かせないケースがままあります。
また、可動域が大きいモデルは、アクターの不意の動きに過敏に反応して意図しない表情や角度をキープしてしまうことがあります。
もちろん、可動域を活かせるように運用するのであれば超高可動域なモデルはとても魅力的です。
ですが、超高可動域を実装する工数とそれに伴う費用等のコスト、それを十分に活かせる環境や技術が必要であることを考えた場合、優先順位は少し下がるのでは、と思うのです。
イラストを主体とするLive2Dモデルは、原画で描かれた角度が一番イラストとして魅力的な角度だとも考えているので、そこからなるべく崩れないように見せたいという思いもあります。
そのため、「このイラストを動かすのに無理(破綻の可能性があるほど大きく変形したり動かしたり)をしなくてもいい」範囲を必要十分な可動域として目安にしています。
◆繊細で堅実、丁寧な作り
これは完全に私の個人的な好みですが、全体的に大胆に動かすよりも、素材の違いによる動き方の差異や自然で繊細な表情変化を作るのが好きなのです。
例えば、金属などの硬いパーツは硬さを保ったまま動かしたいし、軽いフリルと重いコートは動きに違いをつけたい。立体感のあるパーツが自然に見えるように丁寧に作りたい。
一番に目を引くのは表情であってほしいし、差分との切り替えがなるべく自然に繋がるようにしたい。
視聴中に違和感に引っ掛かるような、ノイズを視聴者に与えないことを第一に意識しています。
あくまでも原画イラストの補完として、より魅力を引き立たせるような丁寧な動き付けを心がけています。
◆整ったデータ構造
VTuber用のモデルは、統一された仕様書や監修があるわけではないため、モデラーごとに異なる(独自の)作り方がされています。
そのため、例えばモデルのアップデートや追加衣装などを当初依頼した人とは別のモデラーさんにご依頼される場合など、構造把握のためのコストが高くなる場合があります。
私はゲーム用のモデルや企業様からのご依頼モデルの制作実績も多数あります。それらの経験から、制作データ内も一定のルールに沿って分かりやすく整った構造になるよう心がけていますので、もし前述のような状況になっても多少はコストを抑えられるのではと思います。
最後にいくつか制作例を
導入モデルに適している理由について説明してきましたが、もちろんアップデートモデルやギミックを盛り込んだリッチなモデルの制作も承っております。
私自身がイラストレーターでもありますので、原画の修正もお任せいただけますし、キャラクターデザインやイラストなど丸ごと依頼いただくことも可能です。ぜひご検討くださいませ!
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