マガジンのカバー画像

井筒俊彦についての読書ノート!

25
井筒俊彦の思想に触れたい!と言う人のためのマガジン。何かしらのヒントになれば幸いです。
¥300
運営しているクリエイター

#意識

読書ノート 「井筒俊彦ざんまい」 若松英輔 編

目次  若松英輔   知られざる井筒俊彦 井筒俊彦年譜 I ── 原点と回想 白井浩司  時代への批判者 柏木英彦  遠い日の井筒先生 松原秀一  つかずはなれず四十年 牧野信也  師としての井筒俊彦先生 丸山圭三郎  〈読む〉ということ 河合隼雄  井筒俊彦先生の思い出 安岡章太郎  あの頃の井筒先生 日野啓三  言い難く豊かな砂漠の人 佐伯彰一  求む、井筒俊彦伝――ポリグロットの素顔 瀬戸内寂聴  豪華な学者夫妻 立花 隆  職業選択を誤らなかった話 伊東俊太郎  

読書ノート 「東洋哲学覚書 意識の形而上学 『大乗起信論』の哲学」① 井筒俊彦

目次 第一部 存在論的視座 Ⅰ 序 Ⅱ 双面的思惟形態 Ⅲ 「真如」という仮名 Ⅳ  言語的意味分節・存在分節 Ⅴ 「真如」の二重構造 第二部 存在論から意識論へ  Ⅵ 唯「心」論的存在論 Ⅶ 「意識」(=「心」)の間文化的意味論性 Ⅷ 「心真如」・「心生滅」 Ⅸ 現象顕現的境位における「真如」と「心」 Ⅹ 現象的世界の存在論的価値づけ Ⅺ 「空」と「不空」 Ⅻ 「アラヤ識」 第三部 実存意識機能の内的メカニズム XIII 「覚」と「不覚」 XIV 「不覚」の構造 ⅩⅤ

¥100

読書ノート 「読むと書く 井筒俊彦エッセイ集」 井筒俊彦

 『井筒俊彦全集』未収録のエッセイ集。   ここには例えば、   ラカンの心理学は「無意識はコトバである」という基本テーゼが示すように、著しく言語関与的であり、その上、元来ソシュールの言語理論を継承し展開させたといわれる彼の立場は、この点では、むしろ唯識哲学の中核をなす「言語アラヤ識」論の系統に属すといっても過言ではないほど東洋的 など、琴線に触れるフレーズがいっぱい。   読むべきなのは第二章「言葉とコトバ」にある「東洋思想」「意味論序説―『民話の思想』の解説をかねて」

¥100