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そもそも魚が旨いから何しても勝ち
冷蔵庫にウマヅラハギとイボダイしか、ない。
存在しないあるある、"イボダイとウマヅラハギ余りがち"。
このところ天気が悪くていまいち家事を行う体力が捻出できなかった。
しかし片頭痛で何もする気が起きない日、
アクアパッツァなら作れる、という人は多いだろう。
一昨日買っていたものなので、半分ほどは生で食するつもりだったが全部火を入れることにする。
ここに住んでる間はもう一度くらい買えるだろう。
イタリア料理は自炊において
食材を無駄にする必要がないし、材料選びの懐も広いから、 家庭料理や自炊で実用性が非常に高い。
Ricette
1.材料
水
トマト缶の余り
玉ねぎ
ブロッコリー
茄子
にんにく
セロリ
ウマヅラハギ…3枚おろし
ウマヅラハギの肝
イボダイ…3枚おろし
白ワイン
香りのいい草 各適量
まる1尾ぶち込んで煮ても良いが、自宅でやると熱効率とコスパが悪いので身をさばいてある。
その代わり、残ったアラや骨は"魚ダシ"を別で取るために使う。
レシピを別で書くので利用してほしい。
イボダイはいい出汁が取れるらしい。初めて使う。
2.魚の下処理を楽しむ
内臓を抜き捌いた魚は、捨てない部分は全て下処理する。
酒を混ぜた塩水につけて10〜30分放置しておくと、濁った水から綺麗な身が出てくる。
センシー ヴィルト ビアンコ [ 白ワイン 辛口 イタリア 750ml ]
(おまけに臭みも取れる工程だから、これを挟めば既に出来上がりの完成度へは8割近づいたと言える。)
台所に広がる海の香が最高だ。
魂が海に帰りたがっている。
このとき、少しワインを飲みながら魚が暮らした海を想像するのがマナー。
3.レシピを考える
魚の状態、欲しい出来上がりに必要な火力調整、材料の量や質、etc
この辺でどういう段取りをしたらいいのか、レシピが決まってくる。
4.調理開始
オリーブオイルに潰したにんにくを加えて香りを移す。
オリーブオイルが分量外だと?わざわざ書くわけねえだろふざけやがって。
バルベーラ オリオ・ディ・カーサ・エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル・ノンフィルター 500ml
香りが立ってきたら野菜を加えて塩を振り、弱火で焼きめがつくまでほうっておく。
塊で煮込んだ野菜は旨い。
5.焼き目がついたら
じゃトマト缶に白ワインと水を入れてすすいで、それを4のフライパンに放り込む。
ここで魚を初めてフライパンにいれる。
・魚が半身浴する程度の水分
・ポコポコ言わない程度の火力(魚による)
で煮込む。
好みで、気に入ってる草を加えておくと出来上がりに香りが移る。
公園から雑草抜いてこいポチ共。
6.途中で肝を加えよう
カワハギの肝、旨いよな。贅沢に半分ほど加える。
トマトの酸味と軽快な旨味に、肝の別角度の旨味とコクがスープに立体感を持たせてくる。
崩しながらでも形のままでもいい。好きなように。
肝の残り半分はリゾットにする。
7.いい感じにスープが残っていて、身に火が入ったところで完成
パンがあれば言うことはない。
もし調理中に水分が足りなくなったら適宜足せばよい。塩加減だけ味見しながら気をつけて。
肝の量が多いと少しどろっとした質感になるだろう。
あまり見せたくはない盛り付け例
![](https://assets.st-note.com/img/1709630419081-wzRc1xkbbc.jpg?width=1200)
作れそうだろ?
調理中にnoteを書くもんで、noteを書く間に火を入れすぎて魚がクルンっとなってしまってるのを悔いている。
アクアパッツァの何がいいかって、
魚のダシを玉ねぎや茄子がめいいっぱいに吸い込んでくれる料理だ。
段取りも簡単で、非常に調味もシンプルな、無気力の味方。
野菜と魚に、トマトと肝のガイアの夜明けみたいなソースが絡んでいて最高(泣)
魚の香り、野菜の旨味、魚の旨味、野菜の香り、魚の旨味第二波、
たたみかける快速の野菜ダシに乗った魚の旨味が頬に手榴弾を無数に投げ込んでくるようだ。
魚の旨味を吸ったナスやブロッコリーに癒やされる。
料理って最高。