叩くならちゃんと叩こうねって話
(全文無料で読めます。)
2022年になって、もう少しで1ヶ月が経過しようとしていますね。
大晦日や正月という理由で浮かれていたあの数日が、既に懐かしくなってきているのは俺だけではないでしょう。
年が明けるというだけで普段よりちょっといいお酒を買い、健康的でない食事にもイノセンスを感じていたのは何故なのでしょうか。
この、気持ちと財布の紐が緩む様子を思うと、1年に5・6回ほど大晦日があれば、経済もバッチリ潤うんじゃないかと思うほどです。
そんな呑気な年始を過ごす人間がいた一方、早々にありましたね…
ネット炎上案件。
「ジョブチューン」という番組内でやっている、チェーン店の味をプロが審査する企画にて、和風ツナマヨおにぎりを前にしたあるシェフが「食べる気にならない」と言い出したアレです。
「和風ツナマヨ試食拒否事件」
俺は勝手に、「和風ツナマヨ試食拒否事件」と呼んでいます。たぶん俺しかそう呼んでません。
一連の流れを説明すると長くなりそうなので、ご存知でない方はこちらからご確認ください。
炎上案件を見ると良くも悪くも様々なものの見方を知ることができるので、割と敏感な方だと思っているのですが、今回もなかなか酷かったですね。
あ、ここで酷いと言っているのは審査をしたシェフではなく、叩く側の方々です。
素直に本音を言うと、よっぽどのことがないと人を叩くもんじゃないと思っているのですが、叩いている方々はよっぽどのことがあるんでしょう。
そういう人はきっと、日常や仕事においてミスなど絶対にしないのでしょうし、ミスをしたらどんな仕打ちでも受ける覚悟とともに生きているのだと想像しています。
なので今回は、「よっぽどのことがあって、もし他人を叩くとしたら」という前提で考えたいと思います。
矛先は番組に向くべきでは?
率直に感じたのは、シェフは番組の趣旨に沿った言動をしたはずなので、責任は番組側にあるんじゃないか。ということ。
「食べて審査すべき」というのはあるかもしれませんが、それが企画のルールだとしたら番組は事前に説明しておくべきだし、それができなかったとしても編集時にカットできたはず…!
個人的にはそう考えているので、叩くべくはシェフやそのお店ではなく、番組・テレビ局サイドだと思っています。
とは言っても、受け取り方は個人によって違うので「いいや、悪いのはシェフだ」という方もいるでしょう。
叩く前に、石橋を叩いて渡るようなチェックを
シェフやそのお店を叩くとして、その場合は正確に叩けよと思うんです。名前が似ている方やその方が運営しているお店を叩くなんて持ってのほかじゃないかと。
こうなってくると、火のないところに別のところから火種を持ってきて煙を立たせているだけなので、シンプル加害者なわけです。
過去には、日大アメフト部の騒動があった時に日体大へ批判を飛ばしたり..なんてこともありましたし、日本だけでなく海外でもこんな事例があったみたいです。
騒動の元になった人がどれだけ悪いことをしたとしても、名前が似ている人を間違って叩いていいはずがないので、よっぽどのことがあってどうしても他人を叩きたい時は、しっかりと確認してから叩いて欲しいものです。
おにぎりは売れてるから結果オーライでは?
騒動が落ち着いて来たこの数日に改めて状況を見てみると、話題のタネになったおにぎりは売れ行き好調なようで…購入している人の中には「不当に酷評されていたから助けたい」という方もいるかも知れませんが、元々のファンや番組を見て気になった方がほとんどなのではないでしょうか。
コンビニ側としては、玉砕される可能性もある中で自信のある商品で挑み、そのうちの1つが酷評をくらったものの、結果として商品のPRは成功した。という流れになったので、当初の目的は達成しているのだと思います。
(その他の裏側や派生した騒動などがあったらすみません。)
だとすると、シェフが叩かれまくった意義とは………?と思う所もあるのですが、だからこそ話題性にブーストがかかったわけですし、"よっぽどのことがあった"人たちそれぞれの中にもポリシーや目的があったのでしょう。
とにかく、俺としてはみなさんにはなるべく穏やかに過ごしてほしいですし、どうしても他人を叩きたい時は、落ち着いて・一回深呼吸をして・叩くべきポイントを正確に叩いて欲しい。そう思っています。
ちなみに、普段はコンビニおにぎりをあまり食べない俺自身も、どんな味なのか気にはなっているので今度買ってみようと思っています。
ファミマ、うちから近いですし。
それじゃ、また。
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