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ピアノ奏法の気付き (10/20)

さて、今日も砂山をつくっている
最近のブームは、より力を抜いて作り上げること
よし、いい感じ!

と思う間に、雨が降ってきた

雨という名の、気付きが降ってきた

「力を抜こう」と最近意識していい感じではあるけれど、
もっと力が抜けた状態というのは「抜こう」としている側ではなく、
抜かれる側に位置しているときだ

「力を抜こう、力を抜こう」が司令官からの指示としたら、
自分の意思で好きなように動いたほうが、心地よい
抑圧されない安心感の中で発揮される主体性の響きは、
まっすぐ透明で、不慣れな場の満ち方に鼻がツンとする

ああ、数日積み上げてきた「力を抜こう、抜こう」の山が解体されていく
まっさらなところから積み上げては解体し、
いつまで経っても砂山が完成しないじゃない、と頭は言う

しかし幕開けから終わりまで不協和音を響かせるより
不格好なままでも、調和がこだましている、というのも、美しいじゃない、と安堵する

それでもわたしたちは、生まれながらに完了させることの誠実さをどこかで知っている

今日も、到達地点の腑に落ちなさを呑み込んで前に進む。

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 瑞葉
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