「校正ゲンバ回顧録⑬」――Web校正②〈英語翻訳版:照合や素読み校正のポイント 実例ほか〉
【2019年12月4日記録】
「テキスト情報」としての誤植、「イラレなどによる画像データ」作成時点での誤植なのか、把握する必要があります。「テキストとして許容せざるを得ない」Webでのフォントの知識を得ることやブラウザによる見た目の差を理解することで、シンプルに校正を進めることが可能になるはずです。
※翻訳会社でも各言語でミスが出やすいものは異なるようです。もちろん翻訳会社ごとにスキルレベルは異なるでしょうし、同会社でも担当によることもあるでしょう。英語のミスは翻訳上のミス以前に、データを貼りっぱなしという状態で起こるミスが少なくないようです(下記1~7参照)。
1、 【英語】英語文中にカンマが読点のまま入っている。
×this course、 ⇒ ○ this course,
2、 【英語】行頭や行末に「何か余計なモノ」が入りこんでいる。
~betterwr (行末に余計な情報がある)
3、 【英語】行頭や行末に「あるべきモノ」がない。
(主語とピリオドの抜けのようなケース。コピーペーストの誤りや、作業 時の作業ミスで欠けるケース)
× have a pen ⇒○ I have a pen.
4、 【英語】× sub-culture ⇒ ○ subculture
(分綴された箇所[シラブルがあったケース]を手作業で一行内に動かした場合等)
5、 【英語】× Monkeypark ⇒ ○Monkey Park
(固有名詞等で一語、二語の扱いが混在するケース等)
6、 【英語】× 21min. ⇒ ○ 21 min.
(欧文の語間が詰まってしまうケース等)
7、 【英語】× DATE ⇒ ○ DATA
(イラストレータ作業での誤植のケース等)
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