五行知林のなまえの由来
――iさん、yさんに捧ぐ
五行知林です。初めまして。
noteの原稿を読んでいただいた皆様、ありがとうございます。
とても、励みになっています。
感謝いたします。まだ、仮免許路上教習前みたいな状態です。
本格始動まで、もう少しじっくり進めたいと思っております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
ペンネームの「ごぎょうちりん」、
ちょっと風変わりななまえですよね。
でも、結構気に入っています。
このペンネームは2015年にある会社で川柳の仕事をした際に作家クレジットを入れていただけるということで、急遽つくった名前です。
一緒に考えてくれた妻のアイデアをちょっと自分流に変えました。
「五行」は大好きなマンガ家の諸星大二郎先生のキャラクターからいただきました。あんな人になりたいな~という憧れが入っています。
「五行さん川柳でも書いてみませんか」
ある日、当時のマネージャーからそういうお話がありました。
詳しく聞いてみると「ある会社のカレンダーに川柳を載せる」ということでした。
俳句の専門会社にいた頃に、句会のために作句をするようになり、その後自作の俳句を作ることは習慣化していました。句を読むことには慣れていたこともあり、軽い気持ちで引き受けました。20本くらい仕事の合間に書いて提出しました。
担当者のiさんからある日、五行の提出した川柳について、
「クライアントの会議で五行さんの作品がどっかんどっかんきてたらしいで」
という話を聞きました。
おだてに乗りやすい性格上、やはり「いい気持ち」になりました(笑)。
それで、本業の校正ではなく、2年間カレンダーの川柳を担当したということになりました。とても良い経験で、現在に至る基礎になったわけです。
そのとき、五行に大きな影響を与えてくれた方が二人います。
ここを借りて、改めてお礼を伝えたいと思います。
一人は、yさん。
彼女は、ベテランのライターさんで、その会社五行が定年退職する前に「校正のブログ原稿」(2回のみでしたが。)を書くことを応援してくれた方でもあります。
彼女は五行の「猫に犬満員御礼床暖房」の作品を読んで、すごく喜んでくれて「いやされる~」と言ってくれたのです。
「いやされる?」
響きました。
こういうことで人が喜んでくれることがあるのか?
その後、彼女の言葉は自分に影響し続けることになりました。
いや、それだけでなく、今後もあのときのyさんのことを忘れることはないと思います。おかしくなったとき、yさんの言葉を思い出して、自分の軸を見失うことのないようにしたいと思います。
二人目はiさん。
この人は、プロの噺家のような方で、天才的なしゃべくりができるライターさんです。iさんは、五行の下書きを「ひひひひひ」と言いながら喜んで読んでくれるので、仕事ではあるのですが、「クライアント採用は無理だろうな」的なものも彼女のために書いて見せていました。
要するに、実際はほとんどiさんに笑ってもらうためにつくっていたとも言えます。受け狙いはどうかと思いますが、それくらい、iさんはセンスもよく、
こちらの意図をよく汲んでくれるし、五行を調子に乗せてくれたのでした。
提出の選句はiさんに一任していました。
おもいがけない、キャリア史上最高に楽しい仕事の一つになったのでした。
その後も、その会社での朝礼発表だとか、社内で川柳や俳句を披露するときには、iさんをわらかそうという意識が、どこかにあり、五行のモチベーションを高めてくれたひとなのでした。
(ちなみにポールウインナーの川柳公募もiさんに選句してもらったことがあります。外国人日本食動画の川柳もiさんをわらかそうと思いました。iさんは「箸づかい 異国の友に 直される」がいいと言ってくれました。それだけでなく、けっこう真面目な作品(川柳、俳句)に対しても素直な感想を伝えてくれて、評価してくれる方でした。寒空の朝ガス乾燥の服温(ぬく)しをいいと言ってくれたこともあります。こう考えるとiさんは「私を上手に調子に乗せてくれ、育ててくれた恩人」といえます。)
ほんと、お二人には感謝です。ありがとうございました。これからもがんばります。
ちょっと長くなっちゃいましたが、これからもストックや新作をアップしていく予定です。よかったらみてくださいね~。
【おしまい】
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