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絵で読む物語

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本
絵と詩で物語を表現しています。 そこからイメージした見てくださった貴方だけの物語。 文章での物語も別で掲載していきますが、それぞれ楽しんでいただけたら幸いです。
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壱橋零菜

⑫‐1　Espresso Martini【詩〜絵で読む物語〜】

青色の壁が倒れ込む おさえつけられ 吐き出した泡 黄色の光が射し込む 解放されて 吐き出した水 黄色の光が焦がしてく 黒く染まってく中 吐き出した音 青色の壁が包み込んだ 涙ごと何もかも 吐き出した声 繰り返し 混ざり合い 私の色ができていく 新たに ＊＊＊＊＊＊＊＊ 絵で読む物語　【⑫‐1 Sandwich】 文字で綴った物語を絵で表現していく「絵で読む物語」

ただの絵として、あなたなりの物語をつくるきっかけとして、文字の物語の挿絵として…

壱橋零菜

⑫‐2　EspressoMartini【詩〜絵で読む物語〜】

木々の葉は風がほとんど連れてった わずかに残った葉の数は 今の私にできることの数 「たったそれだけ」じゃなく 「できることがある」のだと思える 木々の葉に雨が強く注がれてく わずかに残った葉ですらも 次の季節に向けての準備 「引き離された」じゃなく 「旅立っていった」と思いたい 新しくするのは、いつだって自分 ＊＊＊＊＊＊＊＊ 絵で読む物語　【⑫‐2　Espresso Martini】 文字で綴った物語を絵で表現していく「絵で読む物語」

ただの絵として

壱橋零菜

⑬‐1　Milk【詩〜絵で読む物語〜】

溢れる雫はとめどなく 私の言葉を封じる 溢れる雫はゆるやかに 最後の雫を落とした 嬉しいだけじゃない「はじまり」 悲しいだけじゃない「おわり」 誰もが眉間に皺を刻む雑味すら 受けとめて大切にしてきた貴方 この味を、しっかり刻んでいきたい この温度を、繋いでいきたい 初音の雫が聞こえる ＊＊＊＊＊＊＊＊ 絵で読む物語　【⑬‐1　Milk】 文字で綴った物語を絵で表現していく「絵で読む物語」

ただの絵として、あなたなりの物語をつくるきっかけとして、文字の物

壱橋零菜

⑬‐2　Milk【詩〜絵で読む物語〜】

ジワジワと空いた穴が拡がり 新しい世界が瞬く チカチカと 私が私でいられる ザンザンと突き刺す雨が緩まり 柔らかく包み込んでいく パラパラと 僕が僕を受け入れる グルグルと渦巻いていた空が走り 刻々と色を取り戻していく クルクルと 俺が俺のまま生きれる どんな方向にも巡る どんな形でも大丈夫 また、終わって始まる 大切な「今まで」を抱えて ＊＊＊＊＊＊＊＊ 絵で読む物語　【⑬‐2　Milk】 文字で綴った物語を絵で表現していく「絵で読む物語」


壱橋零菜