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虚構

虚構でしか生を描けない

虚構の中に愛情が宿る

虚構の中と早朝の喧騒に虚無透かし

足つけた生暖かい泥の上に寝て

湖面の月光が邪魔な目を包めば

想い出の狭間

孤独の平穏

愛と快楽

夜と人間の灯り

私は湖岬に一人

私の手を眺めても
体温のまま

雨粒眺めても

虚構の中でしか生を体感できない

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